【一問一答】サヨナラ四球の加藤豪将 「監督が自分を信じてくれている。自分も信じないと」
■パ・リーグ4回戦 ロッテ3ー4日本ハム(4月19日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの加藤豪将内野手(29)が19日、ロッテ戦の九回1死満塁のサヨナラ機に代打で登場。押し出し四球を選び、チームを勝利に導いた。渋い働きで白星に貢献した仕事人は、勝負どころで起用してくれた新庄剛志監督(52)や、好機を演出したチームメートに深く感謝した。試合後の一問一答は以下の通り。
ーサヨナラ機。どんな気持ちで打席へ
「きょうの場合はヒットを打たないといけないわけではなく、フォアボールでいい。ストライクが来たら、ゲッツーはないようにしようと。ボールが増えたらフォアボールで良いと思っていた」
ー最後の1球は自信を持って見逃せたか
「そうですね。結構(ボールが)見えていたので」
ー4打席あるスタメンと1打席勝負の代打では気持ちに変化があるか
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「僕は代打が大好き。良いところでしか回ってこないじゃないですか? それが僕には向いているというか、好き。あの場面で使ってくれた監督、ボスのおかげ。感謝ですね。そこに立てるような成績を出してないのに、そういう場面で使ってくれている。監督がそこまで自分を信じてくれているので、自分も信じないとって思いますね」
ーおいしい場面、得点圏でのメンタルコントロールが上手
「結局、僕対ピッチャーなので。あまり得点圏とかは考えてないですね。結局はピッチャー対バッターなので」
ー昔から代打が好きなのか。何かきっかけがあったか
「僕、こう見えてメジャーデビューが代走だった。ずっとベンチに座っていてピンチやチャンスで出て行くのは、野球ではあまりないことだけど(途中出場が)どんどん好きになっていきました」
ー充実した試合だった。ベンチの雰囲気は
「ヒーローインタビューでも言ったけど、新しい選手がどんどんヒーローになっている。良いチームはそうですよね。毎日、毎日、マンチューに頼っていたら勝てない。どんなに良い選手でも波があるので。きょうは20打席ヒットが出てない水野と1軍合流した清宮ですね。(上川畑)大悟のバントや水野のエンドランがあったり、いろいろあって勝てた。自分は最後の3分だけで、こんなふう(ヒーロー)になっちゃってるけど(笑)。このままいけたら面白いシーズンになると思います」
ー今年は接戦が取れている
「1点が取れて1点を守れる。それが去年はできなくて、今年はできている。それは進歩ですね。去年は1点差で負ける試合が結構あった。それを勝つことができたら、良いシーズンになる」
ー打席で1球ごとにつぶやいている。『俺は無敵だ』と言っているのか
「いろいろ言い始めてます。自分でもよく分からない感じで、言いたい放題ですね。基本は『俺は無敵だ』です」