札幌MFスパチョーク J1ホーム通算300Gへ王手弾
■J1第9節 札幌1-1広島(4月20日、札幌ドーム)
リーグ戦4試合ぶり出場のMFスパチョーク(25)が前半10分に今季初ゴールを決めた。後半に追い付かれたが、これでチームのJ1ホーム300点に王手。次節の湘南戦(4月27日、札幌ドーム)で自らゴールを決め、祝砲を打ち上げる。
3月30日神戸戦以来のリーグ戦出場
手負いのチェックが自身今季5試合目でようやくゴールを決めた。右足首痛の影響でリーグ戦出場は3月30日のアウェー神戸戦以来。4月17日のルヴァン杯2回戦、沼津戦(3〇1)から中2日での出場だ。「体力的にはまだ100パーセントじゃないが、チームの勝利に貢献できて嬉しい」。右手人差し指を頭上に突き出し、ガッツポーズで喜びを爆発させた。
運を味方に、シュートが相手選手に当たりコース変更
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運も味方につけた。前半10分、この日31歳の誕生日を迎えたMF荒野拓馬(31)から中央左で縦パスを受けると、中央のMF浅野雄也(27)に右足のアウトサイドでスルーパス。ドリブルで左サイドに流れた浅野からのゴール前中央へのパスが相手選手に当たって、マイナス気味にスパチョークの前にこぼれ。右足を振り抜くと再び相手選手に当たって方向が変わり、そのままゴール左に吸い込まれた。「相手に当たってゴールできて良かった」。ただ後半5分に同点に追い付かれただけに、試合後「嬉しいは嬉しいんだけど、勝ち点3が取れなくて悔しかったですね」と微笑み全開とはいかなかった。
タイから招待のユース選手が観戦で気合
母国の金の卵たちに勇姿を披露した。この日はクラブが16日から招待しているタイ期待のユース選手2人が試合を初めて生で観戦。「先輩としていいプレーできることで、後輩たちは良いものを得るんじゃないか。せっかくタイから来てくれたので、先輩として活躍しないとまずいかなぁと気持ちが入った」。22日まで滞在予定で、日本で直接プレーを見せられるのは最初で最後。試合前から気合が入っていた。
「勝ち点3が必要。もっと貢献できたら」
これで節目の得点にあと1点。来日3季目で、昨季はリーグ戦7得点中ホームで3得点。この日のゴールでホームでの得点を「4」に積み上げた。200ゴールの節目は、2020年9月13日の浦和戦でFWジェイ・ボスロイド(41)がマーク。節目の得点&勝利へ「公式戦4試合負けなしだけど、勝ち点3がまだ必要。自分がもっと貢献できたら」。2戦連発を決め勝利に導き、チームを一気に上昇気流に乗せる。