【’24ドラフト道産子有望株】④北照の149キロ剛球クローザー候補・三浦優和投手
今秋のドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’24ドラフト道産子有望株」。第4回は、北照の149キロ右腕・三浦優和投手(ゆうと、3年)。まだ荒削りだが、今春の小樽支部予選で初めてベンチ入りを果たした。目標とするオリックス・山下舜平大投手(21)を目指し、直球にさらに磨きをかける。
夏までに最速150キロ目指す
北海道最速右腕の称号はオレのものだ。今年1月に自己最速を更新。春休みの道外遠征で二松学舎や学法石川との練習試合にクローザーとして起用された。「遠征ではコントロールは良かったんですけど、スピードがまだ自分的に納得いかないので、夏までに150キロを目指せるように頑張っています」。荒れ球だが、右打者の外角低めへ決まった時の直球は一級品だ。
小学2年から投手一筋「目立ちたがり屋なので」
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苫小牧市出身。小学2年で野球を始めた時から投手一筋だ。「やっぱ輝きたかった。目立ちたがり屋なのでピッチャーがいい」。苫小牧光洋中では苫小牧リトルシニアのエースとして北海道選抜にも選出。「甲子園を目指しながら、夢がプロ野球なので、そこに行けると思って」と春夏通算10度の出場を誇る強豪校へ進んだ。
〈動画:三浦投手の投球フォーム〉
侍ジャパン候補の高橋幸佑ら熾烈なチーム内競争
入学時の最速は139キロだったが、2年間で10キロ速くなった。新チームで挑んだ昨秋はベンチ外で公式戦のマウンドは未経験だが、その素質に複数球団が注目している。チーム内には4月の日本代表「侍ジャパン」U-18代表候補選手強化合宿に選出された、146キロ左腕の高橋幸佑投手(3年)ら好投手が揃い、競争は激しい。「左の146キロはなかなかいないのですごいと思いますし、同じ高校なのでライバルって気持ち」と対抗意識を燃やしている。
目標はオリックス・山下舜平大
北のシュンペイタだ。オリックスの山下投手は、福岡大大濠高3年で一気にブレーク。オリックスから1位指名されると、プロ3年目の昨季は開幕投手を任され新人王にも輝いた。「やっぱり身長が高くて、そっからの剛速球が個人的には好きです。自分はまだ注目を浴びてないので、真っ直ぐで三振とって、北海道で1番速いんだって気持ちで挑みたい」。いよいよ始まる高校ラストイヤーで成り上がり、夢のプロ入りへ加速する。