コンサドーレ
北海道こどもホスピスプロジェクトで広島戦に家族を招待 コンサドーレが今月パートナーシップ協定調印
4月1日特定非営利活動法人北海道こどもホスピスプロジェクトと連携・協力に関するパートナーシップ協定を締結した北海道コンサドーレ札幌は、20日に札幌ドームで行われた広島戦に札幌市在住の家族1組を招待した。
重い病気と闘う子どもと家族に楽しさを提供する活動
同法人は生命を脅かす病気や障がい等を持つ子どもとその家族が、治療中であっても子どもとしての時間を楽しく過ごすことのできる居場所を提供する活動を展開しており、これまでコンサート等のイベントを実施してきたが、スポーツ観戦は団体として初の試みだそう。この日は母親と脳性麻痺を患う9歳の長女、6歳の長男と4歳の次男の4人が来場し、ドーム4階の特別室から熱戦の模様を見守った。
奥田理事長「サポートがないとドームまで来ることが難しい」
法人の理事長を務める奥田萌さんは「皆さんが経験するように、この歓声を感じながら、スポーツが持っている力を感じながら楽しんでもらえたらいいかなと思っています。特別な経験なので、お子さんたちだけじゃなくて、お母さんも一緒に楽しんでもらえる機会なので、私たちもとてもうれしく思っています」と語り、「来たいと思っても、なかなかサポートがないとドームまで来ることが難しい病気治療中のご家族がたくさんいらっしゃると思いますので、そういう方々にお声がけさせていただきながら、特別な経験をコンサドーレさんと一緒にプレゼントしていければいいなと思っています」と今後の活動のさらなる広がりに期待を寄せる。
年間5試合程度実施予定
株式会社コンサドーレの熱海寿・経営管理部長は「僕らは北海道や北海道の人、北海道の子供たちが豊かに元気になるために、ということで活動していますので、間違いなくそれに合致するなと思いました」とパートナーシップ協定締結の意義を語る。この取り組みはこの試合を皮切りに、年間5試合程度実施される予定となっている。