高校野球
2024/05/02 08:00

【’24ドラフト道産子有望株】⑤目指すは〝北の朗希〟 北星大付191センチ右腕・石田充冴投手

北星大付の191センチ右腕・石田はロッテの佐々木ばりに左足を高く上げるフォーム=撮影・西川薫

セ・パ10球団が注目

 今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’24ドラフト道産子有望株」。第5回は、北星大付の191センチ右腕・石田充冴投手(じゅうざ、3年)。昨秋は長身から振り下ろす直球を武器に、同校の14年ぶり全道大会進出をけん引した。その将来性にセ・パ10球団から注目が集まっている。目標は〝令和の怪物〟ロッテ・佐々木朗希投手(22)だ。

3月の関東遠征で土浦日大に勝利

 3月の関東遠征で5試合中3試合に登板し1勝2敗。昨夏の甲子園で4強入りした土浦日大との練習試合に先発し5回2失点で勝利に貢献。「遠征で実戦を積んでる中で、冬にやってきたことが少しずつ出てきてる」。冬の筋トレの成果で体重は昨秋から5キロ増の86キロ。それに伴い球威が増した。投手陣のリーダーを務め「バットが新基準に変わることで、強いストレートをベース板の上に投げ込むことを投手陣で行ってきた。遠征では自分の真っすぐで空振りが取れたりファウルを打たせたりできた。痛打されることもあったが、ストレートは少し自信になりました」と手応えを得ている。一方、「変化球で腕を振り切れていない。カウントを取りに行った変化球で打たれる。スライダーとカーブの精度とキレが課題」と、修正点を見極めている。

目標は『3年夏に155キロ』(動画あり)

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