ファイターズ
《ハム番24時》4月22日
その道の〝専門家〟は何をチョイスするのか。この春、エスコンフィールド北海道で販売を開始した選手グルメが好評だという。栃木県の石井の実家で生産している高品質のコシヒカリ「石井米」を使ったタイアップメニュー「牛サガリ松本剛ボックス」もその一つだ。
読者の疑問を調査する企画「道スポなんでも探偵団」に、石井米にちなんだ質問が届いていた。「石井米が大好きです。おすすめの『ごはんのおとも』はなんですか?」。和食が好きな記者にとっても興味深いテーマ。日常的に食べることが多い味付けのり、めんたいこ、生卵、納豆などを想像した。
石井に趣旨を説明し、その質問をぶつけた。少し悩んでから「梅干しですかね。あと昆布とか、食べるラー油とか、のりのつくだ煮もいいですね。基本的に凝った食材よりも、質素なモノの方が合うと思います」と丁寧に教えてくれた。
最終的な絞り込みをお願いしたところ「食べるラー油も好きですし、韓国のりも食べる。一番のお勧めは…やっぱり梅干しでいきましょう!」と最適解を提示した。理由は至ってシンプルだ。「米がうまいから。それだけ。米自体の味が生きるからです」。丹精込めて作っているから、自信があるのだろう。本物を知る男の言葉には説得力があった。