GW3連戦フル回転に意欲! 札幌DF馬場が語る攻撃の課題と守備の意識 27日ホーム湘南戦
■4月23日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
春の訪れとともに
フル回転任せろ! 北海道コンサドーレ札幌は2日間の休日を挟み、27日ホーム湘南戦(札幌ドーム)に向けて全体練習を再開した。週末からゴールデンウイーク(GW)に突入し、10日間で3試合が開催される予定が組まれている。タフな3連戦が予想されるが、DF馬場晴也(22)は「まだ若いですし、全試合出られる気持ちを見せる」と頼もしい。札幌では18日に桜の開花宣言が発表された。春の訪れに合わせ、チームも浮上して降格圏を脱出する。
過密日程3試合で勝ち点上積みを
フレッシュさを前面に出して、GWの3連戦を乗り切る。湘南戦を皮切りに、5月3日にはアウェーC大阪戦(ヨドコウ)、そして中2日の同6日にホームFC東京戦(札幌ドーム)が組まれる過密日程だが、順位を押し上げていくためには勝ち点を積み上げていく必要がある
札幌の移動距離の長さを痛感して
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馬場は「総力戦になってくる。目指すは全勝。この連戦は良い流れでいきたいですね」と意気込んだ。コンディション調整も重要な要素となる。札幌に加入してから「特に移動がきつい」と痛感しており、ケアに費やす時間を長く取るようにしている。
直近3戦負け無しも悔しい気持ち
チームは苦しみながらも直近のリーグ戦3試合で1勝2分けとポイントを獲得。「2試合引き分けですし、勝ちにもっていける試合だったと思うので、悔しい気持ちは強い」と唇をかみながら、チーム状況は「徐々に良くなってきている」と一定の手応えを感じつつあるようだ。
攻撃は積極性、守備はカバー意識
4月3日名古屋戦でプロ初得点を挙げたが、チームは逆転負けを喫した。札幌はリーグ戦でいまだ複数得点がないだけに「最後の決めるところが足りない。もっと積極的にシュートを狙っていっていい」と攻撃への意識を強くした。一方のマンツーマンを敷く守備では、チャレンジ&カバーが大切となる。
「今年は特に声を掛け合ってやっている。カバーの意識をより強く。(展開が)オープンで競り合うシーンも多いので、そういったときに3バックの右左のカバーは意識してます」と、選手同士の距離感やプレー予測に重きを置いている
DF岡村の不在で心と頭の準備
前節の広島戦(20日、札幌ドーム)では守備の要であるDF岡村大八(27)が腰を痛めて負傷退場した。今週の回復次第ではあるが、3バックの組み合わせはさまざまな可能性が考えられる。「そこ(中央)でやることはないと思うけど、どの場所で出てもいいようには心、頭の準備はしていかないといけない」。今年の黄金週間は、馬場が存在感を示す。