勝流チェンジアップで、１軍引き寄せる！ 日本ハム１年目の道産子左腕・根本悠楓投手（１８）が、新型チェンジアップの習得を目指している。１６日に打ち上げた沖縄・国頭での秋季キャンプでは、武田勝投手コーチ（４３）の助言もあり「順調に来ている」と手応えは十分。将来、同コーチのような左のエースとなるべく、このオフは研さんを積む。

今季２軍で安定感　１勝１敗防御率１．８２

　初の秋季キャンプを終えた根本は「充実していた。だいぶ自分のやりたいことができるようになってきました」と笑顔を見せた。
　今季は新人ながらイースタン・リーグで存在感を示した。腰の疲労で戦線離脱したことはあったが、１２試合に登板し１勝１敗。防御率は１．８２と安定感が光った。「レベルは高いですけど、自分が思っていたよりは打たれなかった。意外とファウルでカウントを取れたり、スライダーをこう投げれば通用するなっていうのはありました」と、ルーキーイヤーを振り返った。
　このオフで新型チェンジアップの習得に挑む。秋季キャンプでは武田コーチに「自分の（ボールを）持つ位置をしっかり固定する」などといったコツを教えてもらったという。「今の状態では順調。使えるようになってくれば、ピッチングの幅が広がる」と、２年目は進化した投球プランを頭に描いている。
　来季は本拠地・札幌ドームがラストイヤー。道産子として「札幌ドームで初勝利」という思いは強い。新球を完成させ、ビッグボスへ猛アピールする。