ファイターズ
《ハム番24時》4月24日
千葉・鎌ケ谷の2軍施設へ取材に行くと、いつも宮西が後輩たちに囲まれ、楽しそうにしている。あまり接点がなかった若手選手とも交流を深めているようで、本人は「ここ(鎌ケ谷)の主よ。俺、寮長になったろうかな」とニヤリとしていた。
5年ぶりに古巣復帰し、ともに2軍調整中の鍵谷は「宮さんはレジェンドなので」と崇拝。「あの人も丸くなって、いろいろコミュニケーションを取っている」と、登板前の準備や熟練の投球術が、周囲の見本になっていると教えてくれた。
前日23日のイースタン・リーグ・DeNA戦に登板した宮西は、本調子ではなかったというが、1回無失点。2死満塁とピンチを背負いながら、きっちりゼロに抑えた。
改良したチェンジアップに手応えを感じており、「数値も全部いい。トップレベル。空振り率も60(%)を超えている。上のレベルで試してみたいというのはある」と話していた。ベテランになっても進化を続ける姿は、まさにお手本だ。