田中瑛斗 雨天中止で25日は中継ぎ待機へ「まだチャンスがつぶれたわけではない。結果を出したい」
■パ・リーグ4回戦 日本ハム-楽天 雨天中止(4月24日、楽天モバイルパーク宮城)
25日はロングリリーフも視野
24日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)に先発予定だった日本ハムの田中瑛斗投手(24)が、雨天中止を受け、25日の同戦にスライド登板することになった。25日は先発ではなく中継ぎで待機。ロングリリーフでの起用を含め、試合展開に合わせてマウンドへ上がる。
流れた今季初先発 前を向く7年目右腕
ようやく巡ってきた登板機会は雨で流れた。だが、道は途切れていない。リリーフでの待機が決まった田中瑛は「(試合中止は)残念ですけど、まだチャンスがつぶれたわけではない。投げると分かっている中継ぎだったら、先発とそんなに変わらない。言い訳はできないので、しっかり準備します」と力を込めた。
新庄監督の継投プラン 「2人でゲームをつくってもらえたら」
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25日は当初の予定通り、鈴木が先発する。開幕から中継ぎを担ってきたサブマリンは今季、3月のオープン戦で5イニングを投げたのが最長。新庄監督は「(先発を)鈴木健矢くんでいって、田中瑛斗くんを中に入れます。2人でゲームをつくってもらえたらいいかな」と継投プランを思い描いた。
経験の浅い中継ぎマウンドも「しっかりと結果を出したい」
2019年9月27日の1軍デビュー戦は2番手で登板したが、中継ぎの経験は浅い。それでも田中瑛は「僕は中継ぎをやったことがないので、いろいろな人に話を聞いて準備したい。『どこでも投げられるぞ』というのもアピールになると思う。先発に限らず、投げろと言われた場面で、しっかりと結果を出したい」と意気込んだ。
試練続きだったプロキャリア 強靱なメンタルも武器
苦難の道を歩んできたから、多少のことでは動揺しない。入団1年目から2022年5月までは1、2軍を通して未勝利。その間に右肘を痛め、手術も戦力外通告も経験した。
度重なる試練を乗り越えてきた右腕は「今回は先発で呼ばれたので(先発機会は)あると思うけど、合流した時に新庄さんからは『どっちもできるように』みたいな感じで言われていた。とりあえず、あしたの登板を頑張ります!」。タフな精神力をマウンドでも発揮する。