セットアッパー金村尚真 先発への配置転換プランに前向き 5月下旬の6連戦視野に
■パ・リーグ4回戦 日本ハムー楽天 雨天中止(4月24日、楽天モバイルパーク宮城)
新庄監督が明言 スターターへの再転向
日本ハムのセットアッパーを務めている金村尚真投手(23)が24日、雨天中止となった楽天モバイルパークで取材に応じ、新庄剛志監督(52)が明かした先発への配置転換プランに言及した。
難しい調整にも前向き
任された仕事を全うするつもりで「中継ぎで頑張ってきて、先発にまたいくとなると、難しくなると思うので、そこはうまく、自分の中で調整しながらやっていければ」とイメージしていた。
見据える過密スケジュール
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今後は6連戦が増えるため、計算できる先発の枚数を増やす意向だ。指揮官が白羽の矢を立てたのが、金村。23日の回またぎもその伏線だった。5月21日からの6連戦を視野に入れ、1軍に残したまま、先発の準備をさせる。
リリーバーで確かな結果 「すごく良い経験」
もともと先発を志望していた金村は、春季キャンプ、オープン戦とローテーション入りを目指してきた。チーム事情で中継ぎに回ると、抜群の安定感を発揮し、勝利の方程式に組み込まれた。すでに6ホールドをマークしており「中継ぎの難しさだったり、楽しさだったり、そういうのもいろいろ分かってきて、すごく良い経験だな、と思います」と実感を込めた。
抱き続けた願望 「先発で勝負していきたい」
昨季を含め、先発として過ごしてきた時間の方が長い。スタミナや配球など先発仕様への転換は必須になるが「先発で勝負していきたいという気持ちは、今年が始まった段階であったので。やる機会があればすごくうれしいですし、頑張りたいなと思う」と前向きに捉えた。
両方の適性を備える非凡な2年目右腕は、役割変更も柔軟に受け入れ、チームのために力を尽くす。