コンサドーレ
2024/04/25 21:30

軽度肉離れだった札幌FW大森真吾が完全合流 「ちょっとずつ試合勘は戻ってくる」

前線でスプリントするFW大森=撮影・工藤友揮

■4月25日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は27日のホーム湘南戦(札幌ドーム)に向け、攻撃練習などで調整した。13日のアウェー新潟戦で負傷して別メニュー調整となり、オフ明け23日には部分合流していたFW大森真吾(23)が全体練習に完全合流した。過密日程となる5月の戦いを前に、貴重な戦力がチームに戻ってきた。

新潟戦は痛み感じるもプレー続行

 新潟戦では先発したFW鈴木武蔵(30)の負傷により前半16分から途中出場したが、「ちょっとピリッとなって」と左ハムストリングに軽い肉離れを発症。「でも全然できるなと思ったので」と後半30分までプレーを続けた。試合後に患部に若干の出血があったために別メニュー調整となった。

プロ初の退場も成長の糧

 2度の警告でプロ初の退場となった判定は厳しいものとなったが、「不用意でしたね。やっぱり1枚目がいらなかった」と、言い訳することなく正面から受け止め、成長の糧とするつもりだ。

 シーズン前のキャンプ中にも左膝内側側副靱帯を損傷し、開幕からの約1カ月を棒に振っていた。3月30日のアウェー神戸戦で復帰し、ここまでリーグ戦3試合に出場。自身のコンディションについては「まだ全然ですね。G大阪、新潟と長い時間出ましたけど、あまり良いプレーができていない」と納得はしていない。

新潟戦よりは良いプレーができる

 それでも「長い時間プレーさせてもらえたことで、ちょっとずつ試合勘は戻ってくると思う。また次に出たら新潟戦よりは良いプレーができると思うので、出してもらえるように練習から頑張らなければいけない」と、まだまだ良化途上ではあるが、着実に状態が上向いている手応えは感じている。

 復帰直後の湘南戦は出場こそ微妙な状況だが、ゴールデンウイークの連戦を含め1カ月で公式戦7試合というハードな5月の戦いには十分に間に合う見込みだ。プロ2年目を迎えて飛躍が期待される大型FWが、ここからエンジンを全開にしていく。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい