大学・社会人野球
2024/04/26 19:00

札幌6大学野球29日開幕 春3年ぶり頂点狙う北海学園大はルーキー4人が背番号ゲット

入学早々背番号をゲットした1年カルテット。右から関、小保内、長内、中倉=撮影・西川薫

昨夏甲子園16強の北海トリオら即戦力新人

 札幌6大学野球1部春季リーグ戦が4月29日に札幌円山で開幕する。2季連続優勝を狙う北海学園大は、昨夏の甲子園で16強入りした北海トリオら4人のルーキーが背番号をゲットした。

 即戦力の1年生カルテットだ。42人の新入部員の中で入学早々背番号を与えられたのは、北海出身の長内陽大投手、小保内貴堂外野手、関辰之助内野手に加え、北海学園札幌出身の中倉楓太投手の4人。総勢151人の中から島崎圭介監督(52)は「小保内、長内、関は経験もあるし、少し練習を見た中でちょっと試したい。中倉はまだそんなに投げていないが、期待値も込めて」と背番号を与えた理由を明かした。

3軍制で選手に競争意識

 昨年まで2班に分けて練習を行っていたが、今年からより効率化を求めて、1軍から3軍に組織。1軍は35人、2軍は40人程度、残るは3軍。紅白戦やオープン戦に出場できるのは1、2軍のみ。ルーキーは4人とも2軍。「上げたら下げる、上げ下げすることで刺激を与える。学生コーチたちと相談して決めました」。4人のうち関を除く3人が、すでにオープン戦で大学デビュー。14日の社会人野球・札幌ホーネッツとのオープン戦で、1回無安打2奪三振と結果を出した長内は、開幕ベンチの可能性も浮上している。

 最速138キロ左腕の長内は、北海では一塁や左翼と兼任していたが、大学では投手一本。「投手に専念することで、高校時代にできなかったことが、オフにできている」。高校ではメディシンボールやチューブを使ったトレーニング時間にノックを受けていたが、そこから解放され「充実して練習はできている。4年間で球速を上げたい。(計測機器の)ラプソードもあるので、回転数にこだわりたい。4年の時は自分が引っ張る側に立って、神宮や上を目指したい」と意気込んだ。

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