【タイトル未定の日常】#4 冨樫優花のコトノハ 空ちゃんの卒業&「春霞」の持つ儚さ
桜を見るのは好きです
冨樫優花です。札幌も桜が開花しましたね。お花見はしたことないんですけど、桜を見るのは好きです。去年は大通公園の桜を1人で見に行ったりしてました。初めて札幌に来たのも4月でした。全然何も分からなかったんですけど、とりあえずアルバイトをしなきゃいけないから、いろんなところに履歴書を送りました。その一つがたまたま事務所の松井社長のところだったんです。大きな出会いになりました。その頃は有華さんの「捨て猫」という曲をめっちゃ聴いてました。SNSで見つけたのがきっかけで、すごくいい曲です。
ライブ衣装 出番30分前に買ってきた
先月の東京遠征の際に、ライブで着る衣装を買おうと思って下北沢と渋谷の服屋さんをずっと見て回ってたんですけど、あんまりピンと来る服がなくて。でも、次の日が本番で朝も早かったので、自分の持ってきている服でやらないといけないなと思っていたんですけど、やっぱりここで諦めるのは嫌で(笑い)。一番最後の最後にちょっといいかもと思った服が朝に思い浮かんできて、リハーサルが9時からだったんですけど、リハーサルが終わってから10時開店のお店に走っていって、出番の30分前ぐらいに買ってライブに出ました。ファンの方に「すごい走ってたね」と見られてました(笑い)。
空ちゃん卒業 何となく感じていたけど…
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4日に発表されましたが、空ちゃん(川本)が卒業することになりました。ちょっと前から何となく感じていた部分はあったんですけど、今までもメンバーの卒業とかをマイナスと感じたことはないです。今は一緒に活動できてますけど、それぞれの人生ですし、どの道を選ぶのかは自分で決めることだから「頑張れ」という気持ちで、すぐに受け入れられました。空ちゃんはアイドル未経験でタイトル未定に加入して、お披露目ライブまでにダンスとかを何曲も覚えなきゃいけなくて、みんなで夜中まで一緒に練習してました。空ちゃんも学校と両立しながらだったけど、すごい頑張ってくれて。でも最初のときだけです。そこからはメンバーとして、すぐに馴染んでいた気がします。
とにかく素直できれいな目
空ちゃんはとにかく素直できれいな目をしています。ああいう目を持っている子はなかなかいないと思います。本当に純粋で頭も良くて、自分のキャラクターをちゃんと分かっている感じがします。推しているファンの方から見ても、ワクワク感が絶えなかったんじゃないかな。5日の卒業公演は、みんなでちゃんと笑顔で送り出したいですね。20日のワンマンライブ「TETRAPOD」は、タイトル未定現体制の最後の日なので、大きな集大成になります。空ちゃんも悔いなく出し切ってほしいし、私たちも集大成らしいものを作り上げたいです。
卒業ソングにピッタリ
今回は「春霞」について、お話しします。この曲をいただいたときは、優しいなと思いました。「群青」と比べると、すごいテンポも落ち着いているし、スケールも小さくなったと思います。どっちも人の心に寄り添う曲だなと思うんですけど、「春霞」の方が優しい感じがします。最初にいただいたときから、すごくメロディーが好きでした。歌詞は去年の「花」と「栞」のときにも出会いと別れを感じた感覚だったんですけど、「栞」よりも別れを感じます。卒業ソングにピッタリな曲ですね。最後の「ねぇ いつか話をしよう 笑い合って 今日のことを」というフレーズが好きです。あとは「背中合わせで歩き出そう」とか素敵な表現だと思います。
5月にワンマンライブ2回
3月に東京のアコースティックライブでやらせてもらったんですけど、すごくみなさん「良かったよ」と言ってくれました。音数が少ないから、アコースティックでメンバーの声も、より映える曲だと思います。パフォーマンスの面では表情の難しさを感じます。すごく切ないわけでもないですし、すごく笑顔というわけでもないから、その絶妙な儚さみたいなものを、もっと表現できたらいいなと思います。ここまで絶妙な表情の曲はないかもしれません。来月は5日と20日にワンマンライブもあるので、もし「春霞」を披露した際には注目してみてください。