【一問一答】伊藤大海 6回0封で開幕3連勝「皆さんに気分良く連休に入ってもらうのはすごく大事なこと」
■パ・リーグ4回戦 オリックス0-9日本ハム(4月27日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの伊藤大海投手(26)が5度目の先発に臨み、6回1安打8奪三振の快投で無傷の3勝目を手にした。本拠地エスコンフィールドでは今季初白星。開幕投手を務めた鹿部町出身の右腕に、死角は見当たらない。一問一答は以下の通り。
―エスコンでは、今季初勝利となった
「ホッとはしましたね」
―球数は(115球と)多かったが、6回無失点
「初回に4点を取ってもらって、前回(登板)は本塁打(を打たれること)もあったので、ちょっと慎重になりすぎたところもありました。もう少し大胆にしっかり投げられたら。次は大丈夫だと思います」
―丁寧に投げているように見えた
「そうですね。丁寧に投げていたつもりでしたが、甘いコースももちろんありました。思い切りの良さがあまりなかったかな」
―良かった球種は
「ストレート以外は、割とどのボールもしっかり扱えていた。要所で真っすぐを決めきれないとか、構えたところにいかないとか、そこは修正して次に向かいたいなと思います」
―最後のセデーニョとの対戦では、ギアを上げたように感じた
「球数的にもあそこが最後かなというのはあったので、最後、出し切りというか、出せる力をしっかり出すようには考えていました」
―北山、加藤貴が連続完封した。刺激になったか
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「そうですね。長いイニングを投げたいというのは、先発投手としては誰もが思うこと。投げていく中でそういうのが出てくればいいなと思いますけど、今はリードを渡さないとか、1イニング、1アウトとか、そういう気持ちで投げています」
―それが結果的に完封につながる
「そうですね。良い時はポンポンポンポン、状態が良くても悪くても、テンポ良くアウトが取れる時もある。逆にボールが操れている時でも、球数がかかってしまうとか、いろいろな兼ね合いがある。意識しすぎずにやった結果が、そこにつながればいいかなと思います」
―今年は奪三振が増えている。手応えは
「1つのボールに突出して頼りすぎないようにしたことで、いろいろなボールが(打者に狙われることなく)通り出している。裏をかかなくても、バッターからしたら裏に入れているかなと。通したいボールを通したい時に通せるような感じはある。選択肢を1つ、2つだけではなく、3つぐらい常に持ちながら投球ができているかなと思います」
―きょう、狙って三振を取りにいった場面は
「最終回、安達さんもそうですし、セデーニョ選手はちょっと浮いてしまいましたけど、走者を背負った時は今年はより意識している。一番リスクの少ないアウトの取り方だと思うので」
―安達を三振に取った場面はスイーパーか
「スイーパーです」
―大型連休の初日だった
「そうですね。ファイターズファンの皆さんに気分良く連休に入ってもらうのはすごく大事なこと。応援にも力が入ると思いますし、いい形できょう、連休のスタートが切れたので、ここからしっかり連勝していければなと思います」
―球団の礎を築いた大社さんの命日。どういう存在か
「大社さんがこのチームをつくらなければ、今、僕たちはここにいない。歴代の先輩方もそうですし、そういういろいろな思いを背負って、このファイターズをつくり上げていかないといけない。みんながそういう選手だと思う。ファイターズの名に恥じないように、一試合一試合戦っていきたい」