【一問一答】29日オリックス戦に先発する北山亘基 前回完封も攻めの調整「どんどん変わっていけるように」
3試合先発して2勝0敗、防御率1・71
日本ハムの北山亘基投手(25)が、29日のオリックス戦(エスコンフィールド)に先発する。前回登板した20日のロッテ戦(同)では、プロ初完投で完封勝利を挙げた。今季は開幕ローテーション入りし、ここまで3試合に先発して2勝0敗、防御率1・71。急成長中の大卒3年目右腕が、再びチームを勝利に導く。一問一答は以下の通り。
―前回は素晴らしい内容だった。その後、どう過ごしてきたか
「オフシーズンからずっと、自分がより良いピッチャーになるような練習を続けてきているので、それをこの登板間もしっかりできた。1週間ちょっとでしたけど、発見もいろいろあったので、そこは良かったと思います」
―どんな発見か
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「細かいところですけど、もうちょっと効率的にボールに力が伝わるような体の使い方だったり、それができるようになるための、自分のコンディションだったり、トレーニングだったりというところでいろいろ、日々発見がある。そういう意味でも、すごい充実した時間が過ごせました」
―前回良かったところは
「ストレートが自分の武器だと思っていて、それがストライクゾーンでしっかりと勝負ができていた。その中でファウルも取れますし、空振りも欲しいときに取れる確率がかなり高いので、そこが今、一番良いんじゃないかなと思います」
―オリックス打線への対策は
「今季、対オリックスは初めて。去年、おととしはたくさん登板機会もあったので、対戦したことのあるバッターのイメージはありますし、新加入の選手、特にまだ対戦していない選手で、セデーニョ選手とかもすごい状態が良さそう。そこはしっかり警戒しつつ、無駄なランナーを自分から出さないというところだけ意識してやっていきたいです」
―どう封じ込めていくか
「自分のピッチングをするのが一番だと思う。もちろんバッターありきなので、データだったり特長も頭には入れるんですけど、そっちに偏ってしまうと頭でっかちになってしまって良くない。ストライクゾーンで勝負するところから入っていきたいです」
―調整方法は変えていないか
「いや、あんまり保守的にならないように、どんどんどんどん攻める気持ちで、日々過ごしています。前回良かったからこのまま行こうとやると、やっぱりうまくいかないと思う。良いところは押さえつつ、まだまだ改善点が自分の中であると思っているので、そこはしっかり攻めて、どんどんどんどん変わっていけるようにやっていく気持ちで過ごしました」
―ウエートの量を変えたりか
「基本的に僕はウエートをしていなくて、自重でのトレーニングで、ウエートと変わらないぐらい、かなりやっている。時間が許す限りは日頃からやり込んでいるので、そういうところかなと」
―ランニングは
「ランニングもチームで決めて、メニューを相談してやっているので、そこは登板間隔に合わせてうまく強弱をつけて、ピークをしっかり登板の日に持ってこられるような意味合いで使ってやっています」
―初完投の疲労は
「内容が良いと気持ち的にもうれしいので、すごくメンタル的には良い疲れ具合というか、あんまり後味の悪い疲れ方ではなかった。そこは良かったですし、登板後の変な張りだったり疲労感は今シーズン、今のところ1回もないので、そこは順調に良い形で投げられている」
―完封を達成して、次の目標は
「シーズンに入る前から、今シーズンは自分の中でしっかり高い目標を設定してやっている。そこは毎試合の登板の内容がどうであれ変わらない。完封するのは一つの目標というだけであって、あんまりそこまで大事なものではなかったので、それをもっともっと続けていけるように、内容もしっかり伴ってやっていけるようにしたい」