大学・社会人野球
2024/04/28 19:20

元ソフトバンク古谷優人投手 帯広俱楽部でオープン戦出場(動画あり)

今春から社会人野球の帯広俱楽部VICROSSに加入した元ソフトバンクの古谷優人投手=撮影・西川薫

「3番・中堅」で先発出場 3安打1打点1盗塁

 社会人野球の帯広俱楽部VICROSSに今春、幕別町出身で元ソフトバンクの古谷優人投手(25)が加入した。4月28日に苫小牧で行われたオール苫小牧とのオープン戦に「3番・中堅」で先発すると、3安打1打点1盗塁。さらに投手としては八回から打者6人に投げ被安打0、奪三振4と、ブランクを感じさせない投球を披露した。最速160キロを誇り、大きな期待を寄せられた左腕。21年オフに窃盗を理由に自由契約になり、帯広倶楽部に加わることになった経緯を、今季から指揮を執る因幡祐樹新監督(35)とチームメートが明かしてくれた。

八回から登板し、2回無失点4奪三振と好投した古谷投手

 

打者でも3安打1打点1盗塁をマークした古谷投手

 

投げては2回無安打無失点の4K

 野球小僧のようにチームメートと一緒に笑顔で全力プレーする古谷を、三塁コーチャーズボックスから見つめた指揮官。「若い選手が多く入ったので、これから学んでもらうことは多い。古谷は野球に対してとんでもなく真面目。妥協しない。チームとして良い影響が出ていて、平日練習の人数も量も時間も、段違いに増えている」。積極的に若手を指導しているといい、活気にあふれている。

球友のもとへ連絡「硬式がやりたい」

 かつての球友が橋渡し役になった。主将の武藤慶吾捕手(25)と古谷は中3から顔見知り。武藤主将が帯広農業3年夏には十勝支部代表決定戦で古谷がエースを務めた江陵と対決した間柄。昨夏、地元に戻って新しい仕事が一段落した古谷から「帯広に戻って野球をやるなら硬式をやりたい」と連絡が入ったという。

因幡監督とじっくり話し合った「覚悟」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい