筑波大MF井川が来季加入へ 札幌U-18出身
■18日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は18日、札幌U―18出身の筑波大MF井川空(21)の来季加入内定を発表した。チームはあす20日のアウェー・鳥栖戦に向けて札幌・宮の沢で調整。今季、左膝痛で約2カ月離脱したMF深井一希(26)は、残り3試合のフル回転を誓った。
17日に仮契約
17日に仮契約を済ませた井川は、クラブを通じて「高校時代からお世話になり、1番思い入れがある北海道コンサドーレ札幌という魅力あるクラブで、プロサッカー選手としてのキャリアを歩めることを、心からうれしく思います」とコメント。地元クラブで第一歩を踏み出すプロ生活に胸を高鳴らせた。
札幌U―18出身。名門・筑波大で心技体を磨き、Uターンでのプロ入りをかなえた。
「高校3年時にはかなわなかったプロサッカー選手という目標を、4年越しにかなえることができるのは紛れもなく多くの支えがあったからです。感謝を忘れることなく、次は誰かの支えになれるような、憧れとなれるようなプロサッカー選手になっていきたいです」
同大の先輩で同じ道を歩んだMF高嶺朋樹(23)は、1年目から主力として活躍。井川も即戦力として、激しい競争に割って入る。
主戦場はボランチだが、CBでもプレー可能。長短正確なパスが持ち味で、後方からゲームを組み立てるペトロビッチ監督のサッカーにもフィットしそうだ。井川は「札幌の一員として、1日でも早く勝利に貢献したいですし、勝利に導ける選手になるため、これからも日々精進していきます」と決意表明した。
(石栗賢)
あすアウェー鳥栖戦 深井「膝問題ない」
コンディション調整を任されているMF深井=写真=は、一部別メニューで調整したが「膝の状態は全く問題ない」と試合出場へ意欲。ボランチで2戦連続の先発が濃厚だ。
6日の前節・清水戦ではCKからヘディング弾を叩き込み、セットプレーのターゲットとしてもキーマンになる。鳥栖とは5月の対戦で0―0のドロー。「拮抗したゲームではセットプレーで(得点を)取れると優位になる。しっかり狙っていきたい」と気合を入れた。
今季は古傷の左膝痛に悩まされ、夏場に約2カ月の長期離脱もあった。「けがせず、良い状態で終われれば」と完全燃焼で、チームへの献身を誓った。