《SHINJOの信条》マーフィーを八回で育てようかなと。金村くんが先発にいったので
■パ・リーグ6回戦 オリックス0-1日本ハム(4月29日、エスコンフィールド北海道)
―(試合後自ら)
「しびれたー、しびれたね、しびれた」
―郡司が勝負強かった
「いや勝負強い。その前に打っていなくても、ランナーいるところで何か期待を持たせてくれる選手なので。この1点差ゲームでの代え時というところが(難しい)。守備をもっと経験させて、うまくなっていくと思うので、それまでは最後、守備固めで誰かに行ってもらうという形で。マーフィーが初勝利。うれしいですね。マーフィーをこれから八回で育てようかなと思っていて。金村くんが先発に行ったので」
―それぐらい安定感が出てきたか
「いやいや、これから安定感を付けさせるというか、もう少々の場面…心臓がバクバクする場面でいかせながらじゃないと、成長できないかなと思うから」
―投げながらセットアッパーとして成長させる
「そうそうそう」
―田中正が最後は締めた
「なんかワクワクドキドキさせてくれるピッチャーですよね。ほんとに」
―トランペットの音を鳴らした登場の演出は
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「あれは僕が(提案して実行した)。(音をかけ始めるのが)ちょっと早かったかな。正義くんはあれでいいんですよ。(演出サイドが)合わせてほしいなと。ラッパ音がなると同時に走りだすぐらいがベストで。きょうはデーゲームだったから、光の加減がね…明るかったので、暗くして、ラッパの音を大きく、低音ボイスをちょっと下げてもらいたいなと」
―こだわりがすごい
「これ、野手も燃えてくるんですよ。ピッチャーだけじゃなくて。ファンのみんなと一緒に、さぁ1点を勝ちに行こう、というところをつくり上げていきたい」
―先発の北山を我慢して投げさせた
「いやぁ、マジで『(リリーフに)用意して、用意して』と(笑)」
―打席を外されたりしてリズムを崩されたか
「バッター目線だったら外しますよ。もちろん。だったら、あのテンポより少し遅めのタイミングの取り方を自分で計るか、止められてもかーっとならず、もう一回、冷静に自分のテンポに持っていくか、というのはもう本人次第だと思います。そりゃ、バッターは止めますね」
―田宮のリードは
「十分でしょ。何試合0点で抑えてるのか」
―チームの5試合0封はパ・リーグトップ
「あ、そう。お互いのコミュニケーションを試合前からしっかり念入りにやって。あまり首を振ることが昔みたいになくて、それが一番いいんじゃないかな」
―五回のバント処理で併殺も大きかった
「セカンドに投げようとしたから、違うよ、えっーと(笑)。先にファーストやろと。まあまあ冷静に(対処してくれた)。びっくりしたよ。心臓がいくつあっても足りない。かわいくて仕方ないけどね、こういう一生懸命さを見ると。ほんと幸せですよ」
―難しい3連戦だった
「野球は不思議なことばかりあるので。10何安打した後に1安打で4点取って。なんじゃこれ(笑)。あれを勝ちたいね。きのうの試合。やっぱりエラーすると、ああいうふうに(逆転される)。でも一生懸命やっていますけどね。ミスしたら外されるっていうところ。次のミスにつながらないようにしてもらわないと。みんな、そういう気持ちではいます」
―守備が堅いと1点差を取りやすい
「大きいねえ。めちゃくちゃ大きいですよ。あとは、打ったバッターの足の速さとかを考えたり。プレーが起きる前にここに来たら、このバッター、足が速くない(と頭に入れて)。さらに冷静にワンステップ、ツーステップ入れて投げるとか。清宮くんにしても、ほかのチームの選手にしても。どのチームもそうでしょうね」
―八回に生還した水野は好走塁だった。キャンプの成果も
「そうですね、大きく回らず。でもあれだけ三遊間を広くして、レフトを前にして、1点というのは、エスコンならではですね。エスコンじゃなかったら、あれだけ前に来てたら帰れない。それを森本コーチがしっかり把握して、回した。うちならもっと前に来させる。九回もそう。2死三塁で、バッターはゴンザレス。正義くんは球が走ってたので、ポテンヒットで1点は嫌じゃないですか? もう上を越されてツーベースになっても仕方ない。これは勝ちに行くというところで(前に出した)」
―守備も攻める
「攻める攻める攻める。攻めて失敗したら僕のせい。そこははっきり指示を出して。嫌じゃないですか、ふぁんふぁんふぁんふぁん、ぽてって。1点入ってからまたピッチャーを使いたくないしね。はい、攻めます」