【一問一答】V打の郡司裕也 清めの塩スプレーが効果発揮「良い方向に傾くと信じております」
■パ・リーグ6回戦 オリックス0-1日本ハム(4月29日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が29日、オリックス戦に「1番・三塁」で先発出場。両チーム無得点の八回2死二塁で左前適時打を放ち、決勝点を叩き出した。新庄監督も認めるチーム屈指のクラッチヒッターは、ここ一番で勝負強さを発揮する。V打後の一問一答は以下の通り。
―試合が決する場面。どんな心境で打席へ
「僕はチャンスで打つ係なので(笑)。ここで打たないと自分が出てる意味がないなと思っていた。打てて良かったです」
―係り決めをしていた
「いや~なんかもう、そういう係じゃないですか(笑)。流れ的に。また変な見出しが付くな…」
―三遊間が空いているのは意識したか
「狙った球種が来たので振ったけど、ミスったと思いました。ただ、ああいうの(打球)が抜けていく。最近の楽天戦も、今年はずっと、捉えても外野の正面に行っていた。これからは芯を外した方がいいかもしれないですね(笑)。日頃の行いが悪いのか、なんなのか分からない。データ上の予測OPSみたいなのはすごく高いのに、実際のOPSは今・600ぐらい。悔しいので、数値をどんどん上げていきたいなと思います」
―宇田川へのイメージは
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「あまり嫌なイメージはなかったです。回またぎだったので、向こうも大変だろうなと思いながら、甘い球が来ると思っていきました」
―得点圏打率が高い。勝負強さの要因は
「僕は考えて打つバッター。こっちがチャンスの時に向こうはピンチ。ピンチの時は多分、向こうのバッテリーもすごい考えてると思う。その考えが合うことが多いのかもしれないです」
―北山がすごく頑張っていた
「もう、最高のピッチングでした。ヒットになってしまったけど、僕が捕れた打球もあった。それもあって、きょうは絶対に負けるわけにはいかないなと思っていました。これは野手全員の思いです」
―今季はいい打球が野手の正面を突いていた。願掛けなどはしていたか
「いや、願掛けは特にしてないですね。毎日、お清めの塩スプレーはしてるんですけど、効果がないみたいです(笑)」
―どういうふうにかける
「体にワンプッシュするんですけど、あまり効果は出てないですね(笑)」
―いつから
「オープン戦からずっとしてます。なんかネットに載ってたので、いいなと思って毎日ずっと付けています。いつか、良い方向に傾くと信じております」
―チームの勢いは感じるか
「ピッチャーが抑えてくれているのが一番大きいです。昨日はちょっと野手のミスが出ちゃって、1点差で負けた。昨年のような展開だったと思うけど、きょうはショートゴロやセカンドゴロがいっぱい行って、みんなで守れました。ピッチャーの好投と守備の粘りが、すごく良い感じだと思います」
―お立ち台では、お子さんからモテモテ。子どものころ黄金週間はどう過ごしていた
「ゴールデンウイークなんてものは、僕にはなかったですね。多分、野球選手はみんなそうです。ちっちゃい頃からゴールデンウイークはずっと野球なので。僕もゴールデンウイークがほしいですね(笑)」
―オリックスは慶応の後輩・渡部が出場した
「試合前はいつも喋ってます。大学時代の部屋子なので。1番(打者)同士で出るのは、ちょっと感慨深いものがありました」