【一問一答】新庄監督の「信じている」に発奮したマーフィーが来日初勝利 今後はセットアッパー起用へ
■パ・リーグ6回戦 オリックス0-1日本ハム(4月29日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのパトリック・マーフィー投手(28)が緊迫した投手戦で輝きを放った。0-0の八回に登板し、150キロ台中盤の直球を軸にオリックスの2、3、4番を3者凡退斬り。勢いづいた味方がその裏に決勝点を奪い、うれしい来日初勝利を手にした。今季からチームに加入し、すでに11試合に登板。新庄剛志監督(52)は試合後、先発転向が決まった金村尚真投手(23)の代役として、助っ人右腕にセットアッパーのポジションを託す意向を示した。子どもインタビュアーで行われたヒーローインタビューと、試合後取材の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―来日初勝利おめでとうございます
「(日本語で)ありがとうございます」
―きょうの投球は
「すごく良かったと思います。先発の北山投手から始まって、最後クローザーの田中(正)投手が締めて、勝つことができて本当に良かったと思います」
―初恋はいつでしたか
「私の初恋は今ここに見に来てくれている奥さんです」
―何歳のときですか
「2、3年前の秋頃だったと思います」
―自分が女性だったら、ファイターズの誰を彼氏にしますか
「フランミル・レイエスです」
―私は郡司裕也選手です
「すごくいいと思います」
―今後どんな投球をしていきたいか、意気込みをお願いします
「もっときょうのような登板をたくさん続けて、勝ちに貢献していきたいです」
【試合後取材】
―初勝利おめでとうございます
「(日本語で)ありがとうございます。センキューベリーマッチ」
―こういう形で初勝利が来ると予想していたか
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「分からなかったのが正直なところで、北山さんが先発として良いピッチングをしてくれていたので、自分も自分のやるべきことをやるだけだと思って登板しました。実際に自分が行った場面では0対0だったので、自分もゼロで抑えていこうという意識で、そのあとにチャンスがあれば、きっとチームが点を取ってくれるだろうと信じていました。最後はクローザーの田中(正)さんがすごく良いピッチングをしてくれていたので、満足しています」
―開幕当初は調子が上がらなかったが、これで3試合連続無失点。修正したポイントは
「やっぱり、あまり良い投球ができていなかったのは自分でも分かっていましたし、(17日の)ソフトバンク戦ではあんまり良い結果を残すことができなかったんですけど、自分はちゃんとできるということは理解できていました。最終的に結果を残して、活躍できる投手であるというふうに、信頼を得たいと思っていたので、きょうは良い結果を残すことができて良かったです」
―数日前に新庄監督からアドバイスをもらっていた
「すごく良い会話ができたと思っています。新庄さんが言ってくださったのは『信じている』ということ。あまり良い登板ができなかった時でも、自分に機会を与えてくださった。前の悪い登板を忘れて、気持ちを切り替えていこう、というようなポジティブな会話をしてくださいました」
―記念球は受け取ったか
「ポケットにあります。取材が終わった後に奥さんに会うので(見せたい)。あとは安全な場所に保管しておこうと思います(笑)」
―過去の記念球は自宅に保管しているか
「メジャーにいた時も、初めて登板して三振を取った時のボールを保管していましたし、日本に来て初めて三振を取った時のボールも保管しています。今回は勝ちがついたということで、大切にしたいと思います」
―新庄監督は、今後勝ちパターンの八回に投げてもらいたいと話していた
「すごくうれしく思います。信頼していただいて、どんどんチャンスをいただけることに感謝しています。これからも自分のベストなピッチングをして、どんどん良い結果を残していきたいです」
―日本の野球にはどれぐらいアジャストできたか
「すごく前向きに取り組めていると思います。実際に、コーチ陣だけでなくキャッチャーとも話をしたりしています。登板の時や練習の時に、田宮さんや伏見さんとよく話すようにしています。彼らは自分よりも日本の打者について詳しく知っているので、感謝しながら。(日本語で)ありがとうございます」