体調不良から完全合流した札幌FW菅大輝 C大阪MFルーカスを封じるポイント
■4月30日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
全体練習に完全合流
ルーカス封じに自信あり―。27日の湘南戦(札幌ドーム)を体調不良で欠場した北海道コンサドーレ札幌のFW菅大輝(25)が全体練習に完全合流した。11対11のミニゲームでは主力組の左CBに入るなどフルメニューをこなし、万全であることをアピール。5月3日のC大阪戦(ヨドコウ)では、昨季までチームメートだったMFルーカス・フェルナンデス(30)とマッチアップすることが予想される。トリッキーなドリブルが持ち味のルーカスを止めることで、首位を走る相手の勢いを削ぐ。
体調不良で湘南戦を欠場
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けがに強い菅に思わぬアクシデントが襲った。湘南戦の前日が「一番きつかった」と振り返る。菅だけではなくDF岡村大八(27)も欠場した湘南戦。後半9分までに3得点と圧倒したが、MF宮澤裕樹(34)がハーフタイムで負傷交代した影響もあり、流れが一変した。要を欠いたDF陣は3失点を喫し、勝ち点3を積み上げるチャンスを逃した。未だ全体練習に完全合流していない岡村の出場は微妙。菅は「自分がカバーのところで周りに気を使いながら、その上で攻撃参加も意識する」と立て直しを誓った。
札幌時代のミニゲームで特徴把握
相対するのは元チームメートのルーカスが予想される。昨季までもミニゲームでマッチアップすることが多かっただけに「仕掛け方は一番わかっている」と特徴を完璧に把握している。球を浮かすなど、巧みな技術で翻弄してくるルーカスには「飛び込まない方がいい」と言い切る。「簡単に足を出さずに縦を切った時はワンツーとか(で来る)。左足はそんなに特徴があるわけではないので、そっち側に持たせる守備の仕方」とプランを描く。
「目の前の相手に負けないプレーやっていかないと」
リーグ戦4試合負けなしではあるが、勝ち点を取りこぼしている部分もある。「勝ち星が付いていないので、内容で圧倒されたとしても勝つことだけにこだわって。目の前の相手に負けないプレーはやっていかないといけない」。敵地で首位チームを相手にする。厳しい戦いは予想されるが、粘り強く守りながら勝機を見出す。