《SHINJOの信条》本当の左のエースは誰かという争いを、僕は楽しみにしている
■パ・リーグ4回戦 日本ハム2ー1西武(4月30日、ベルーナドーム)
―(試合後、自ら口を開き)
「お疲れさまでした。いやぁ…以上(笑)。(山崎は)よく投げてくれましたね。七回の時点で、ブルペンは誰も用意する必要はないなと。きのう(エスコンフィールドで)試合があって、きょうは山崎くんが全て投げきって、中継ぎを助けるというところもあった。きょう、フォアボール0? いや、さすがやね。1000点満点(笑)。最高。(相手先発の)平良くんも良いピッチングをしていたので、ピリピリする試合で、1点差で勝ったということは、選手の成長にしかならないですね」
―球数も97球と少なかった
「もう、きょうは110球だろうが、120球だろうが、同点に追い付かれても山崎くんでいきたかったし、いくつもりでもいた。七回の時点で、山崎くんに九回いくよと(伝えた)。そしたら何か、喜びある顔、任せてくれるんだ、という表情はしてくれましたね。やっぱりチームの勝ちも大事ですけど、山崎くんの成長の方がもっと大事だと判断したので。やっぱり左の加藤(貴)くんもしかり、山崎くんと、本当の左のエースは誰かという争いを、僕は楽しみにしているから」
―きょうは1番で細川を起用した
「当たったねー、きょうも(笑)。当たった。何で(1番で)細川くんなんだろうって聞いて(笑)」
―何で細川か
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「佐々木朗希くんからキャンプで打ったように、速い真っすぐに強い。それだけ。あとは、郡司くんもずっと出ていたし、万波くんも守っていたので、きょうはDHで。郡司くん、万波くんは、疲れていないとは言いますけど、そうじゃないと思うので。あしたはちょっと、マルティネスをDHにしようかなと。お風呂に漬かりながらもう一回、相手のピッチャーの雰囲気と、今の野手のバットの角度とかを考えながら、オーダーを組みたいです」
―きょうは走塁が積極的だった
「きょう、平良くんもクイックが速いし、(相手捕手の)古賀くんも肩が強い。こういう時に、どういうスチールをしてくれるか。アウトになってもいいという覚悟で、どんどんきょうは走ろうと。こういう時に、タイミングをつかんでくるから。クイックが遅いピッチャーになると、またさらに楽になってくるから。先を見据えて」
―相手にプレッシャーをかけられた
「きょうはけん制、多かったですね。セカンドでも刺されましたし。やっぱり、バッターへの集中が半減しましたよね」
―4月が終わって、貯金「5」
「このまま、いきたいです。ソフトバンクさんもすごく調子が良いので、付いていって、直接対決で何とか(差を)縮めて、やっていきたい」
―貯金「5」は最多
「そんなのはどうでもいい。他のチームとの対戦も大事ですけど、(ソフトバンクとの)直接対決、むちゃくちゃ楽しみ。離されないためには、きょうみたいな試合を逃さず、付いていって、快感を味わいたいですね。(推定年俸)700万円の田宮くんがどう抑えるか(笑)。最高でしょう」
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