ファイターズ
2024/05/01 19:15

《ハム番24時》5月1日

 

 現在、1軍投手陣では、ロドリゲスと並んで32歳の杉浦が最年長だ。中継ぎを主戦場とする道産子右腕は、ブルペンで長い時間、ともに過ごすことが多い後輩たちとどう接しているのか、聞いてみた。「ファイターズはもともと、(年齢の)上下どうこうもそんなにないので、下がやりやすいようにということだけですね。僕がガミガミ言ってもしょうがないですし、やりやすい方がいいじゃないですか。なので、見守っているだけです。みんなで和気あいあいと、雰囲気良くやりつつ、試合の時は真剣に。今は、そこのメリハリがちゃんとできていると思います。ブルペンはずっと気を張っていてもしょうがないですし、練習から試合まで、ずっと一緒にいるメンバーなので、そこに変なストレスがあったら良くない。居心地がいい空間は大事だと思います」。優しさがにじみ出る回答に、チームが好調な一因を垣間見た気がした。

 そんな杉浦を慕う後輩は多い。中でも特に「仲良し」だとアピールするのが、3学年下の生田目だ。「最近だと、仙台で中止になった日(4月24日)、杉さん(杉浦)に『飯、行く?』って誘っていただいて、僕だけ連れて行ってもらいました。2人で焼き肉を食べに行って、野球の話もしました。特に気持ちの面で、緊張するかとか、(試合で)どうスイッチを入れるのかとか、聞いたらちゃんと教えてくれる。とにかく優しいです。年上で気を遣われるところもあると思うので、逆に僕は(近くに寄って)『杉さん、杉さん』ってやっています。杉さんのような優しい人がいてくれると、大分(気持ちが)違いますよ。自分の中で、杉さんとはめちゃくちゃ仲が良いと思っています」と笑顔で主張していた。

 悲願の優勝へ、ブルペン陣の活躍は必要不可欠。「ワンチーム」で戦うリリーバーたちに、今後も期待したい。

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