ブルペンを支える河野は〝料理男子〟でもある。レパートリーの一つが「フレンチトースト」。夫人のために「何回か作ったことあります」といい「食パンを卵、牛乳、砂糖に１時間くらい漬けたら簡単にできますから」。フライパンにバターを引き、卵液が染みこんだパンを焼いている。

　休日には、夫人と一緒に台所に立つこともあるそうで「あれやって、これやってと言われて手伝うこともあります。たしかマーボー豆腐を作りましたね」とニッコリ。「僕も料理が嫌いじゃないんですよ」と気分転換にもなっているという。

　シーズン中は、遠征などで家を空けることが多い。「それくらいしかできないですから。こうやってビジターに来たら全然、会えないですしね」。まさに理想の旦那様。家族を気遣う言葉が自然と出てくるのが、すてきだなと思った。