〝リアル流川〟レバンガ桜井ラストマッチ「最後は勝って終わりたい」
〝リアル流川〟が現役ラストダンスへ挑む。B1レバンガ北海道は5月1日、リーグ最終戦のホーム3日、4日のA東京戦へ向け練習を公開。前身のレラカムイ北海道時代から、折茂武彦代表(53)と二人三脚でチームの顔として活躍してきたSF/SG桜井良太(41)が、現役最後の戦いを迎える。2005年にトヨタ自動車でデビューしてから走り続けた19シーズン、その最後を飾るのは前身が古巣・トヨタ自動車のアルバルク東京。4日の前売り券は1日時点で5000台後半。636試合連続出場記録保持者の北の鉄人に、最高の舞台が用意される。
北の鉄人 勝つために必要なこと出し切る
良太は勝利のために、みんなは良太のために-。練習を終えた桜井は「勝つために必要なことは、特にディフェンス面でのチームルールの遂行。必ず最後は1対1の状況が出てくるので、そこで簡単にやられないこと。みんな最後は勝って終わりたい気持ちはあると思う。それを前面にコートで出して、最後勝って、応援に来てくれたブースターの皆さんと一緒に喜んで終わりたい。ビクトリーで終われたら一番いいですね」。勝利の決めポーズで締めくくる。
今季開幕前に現役引退を表明。前節4月28日の秋田戦で3点シュートを決め、1月20日の千葉ジェッツ戦以来の得点をマーク。今季はここまで49試合に出場し、34得点、27リバウンド、18アシスト。小野寺龍太郎HC(42)は1試合目の3日はベンチスタートだが、4日の最終戦に関しては「やっぱり最初に出てほしい」と、スタメン出場を示唆。「前回の秋田戦でもポイントガードを務めた。いろんな要素の中で、まだまだプレーできる」と司令塔での起用も考えている。
HCが4日スタメンを示唆 でも本人は
ただ本人は特別扱いを拒否する。「勝って終われるのが一番僕もうれしいです。人によっては僕がたくさん出て、負けても出た方がうれしい、という方もいるかもしれない。ただ今シーズンの集大成のゲーム。いつも通りやった中で、もちろんプレータイムがある時はしっかりやりますけど、アルバルクを倒しに行きたい」。勝利を最優先に、出場時間は自らの実力でつかみ取る。