札幌GK菅野孝憲が40歳バースデー勝利に意欲 これまでの成績は? 3日C大阪戦(予想スタメン付き)
■5月2日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
350戦出場とダブルメモリアル
北海道コンサドーレ札幌は3日のアウェーC大阪戦(ヨドコウ、午後3時キックオフ)に向けて攻撃練習やセットプレーなどで最終調整し、遠征メンバーは大阪へと向かった。試合当日はGK菅野孝憲の40歳の誕生日。あと1試合でJ1通算350試合出場となる百戦錬磨の守護神が、ダブルメモリアルデーを勝利で飾り、40代を最高の形でスタートさせる。
キャリア21年 次も平常心で
2003年に高卒で横浜FCに加入し、プロキャリアをスタートさせてから21年。ついに40代となる菅野だが、「本当に何も意識していない」と、平常心でその時を迎えようとしている。
広島戦は驚異的セーブで最少失点
言葉だけではなく、試合では高いプレーレベルを保持し続けており、年齢による衰えを感じさせない。今季は右手のケガにより2試合欠場したものの、リーグ戦8試合に出場している。先月20日のホーム広島戦(1△1)では驚異的なビッグセーブを連発。18本のシュートを浴びながら最少失点に抑え、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。
異例の3日連続ミーティング 「個人個人の反省を全員で振り返れた」
前節のホーム湘南戦(3△3)は3点を先行しながら後半に3点を返されてまさかのドロー決着。今週の練習では、異例となる3日連続のチームミーティングを実施し、メンタル面の切り替えを図った。「個人個人の反省を全員で振り返れたし、チームとして共通の反省もできたので、良い1週間になった」とチーム全体でまっすぐ受け止め、この反省を生かそうとしている。
「必ず良い結果で帰って来たい」
現在首位に立つC大阪とのアウェーゲーム。一筋縄ではいかない相手とあり、菅野が体を張る場面も多くなりそうだが、「毎日毎日、次の試合に向けて良い準備ができている。終わった試合に関してはもう誰も考えていないし、次の試合に100%集中できて毎日を過ごせている。結果はどうなるか分からないけど、自分の仕事に100%集中して必ず良い結果で札幌に帰って来たい」と誓う。
誕生日は3勝1分2敗の勝ち越し
5月3日は憲法記念日の祝日ということもあってJリーグの試合が組まれることが多い。菅野はこれまで誕生日の試合に6試合出場して3勝1分2敗と勝ち越しているが、札幌加入後は初。記念すべき日の勝利をその手でつかみ取り、最高の誕生日としてみせる。