コンサドーレ
2024/05/03 20:50

札幌の40歳GK菅野&J1初先発DF家泉を中心に守備立て直し成功

GK菅野(左)とJ1初先発のDF家泉=撮影・舘山国敏

J1第11節 C大阪1―1札幌(5月3日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌が守備を立て直し、前節終了時点で首位に立っていたC大阪とのアウェーゲームで、貴重な勝ち点1を手にした。

 札幌は第10節を終えてリーグワーストタイの20失点。特に前節のホーム湘南戦(3△3)では3点を先行しながらも後半立て続けに3失点を喫してドローに持ち込まれるなど、守備面の脆弱さが目立っていた。さらに今節はDF岡村大八(28)、MF宮澤裕樹(34)が共にケガのため欠場。非常に苦しい戦いとなることが予想されていた。

高いレベルのパフォーマンスを披露したGK菅野

 

異例の3日連続ミーティングで対策

 だが異例の3日間連続ミーティングで守備の立て直しを図った成果が、ピッチ上で発揮された。PKでの1失点こそあったものの、C大阪のシュートを8本に抑え、流れの中では最後まで得点を許さなかった。40歳の誕生日当日の試合でJ1通算350試合出場を達成したGK菅野孝憲は、前半18分に迎えた1対1の決定的なシーンでファインセーブを見せるなど、この日も高いレベルのパフォーマンスを披露。引き分けという結果には「勝つチャンスがあったのに」と悔しさを見せたものの、「1失点してからも怖がらずに僕たちのサッカーができたし、先週1週間毎日ミーティングをやって、失点についてもディスカッションできた。それがバタバタしなかった1つの要因と思う」と、前節と同じ轍を踏むことなく、最少失点で最後まで耐えしのいだ守備陣をたたえた。

岡村、宮澤不在のピンチでJ1初先発した家泉

あわせて読みたい