コンサドーレ
札幌MF長谷川竜也が持つジョーカーならではの順応性 GW白星締めへ「決定的なチャンスが必要」
■5月4日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は大阪から移動後、6日のFC東京戦(札幌ドーム)に向けての調整を行った。3日のC大阪戦(ヨドコウ)に先発した選手は軽めのリカバリーメニュー、他の選手は8対8のミニゲームなどで汗を流した。今季から札幌に加入したMF長谷川竜也(30)は、リーグ戦10試合に出場。4月6日のG大阪戦(札幌ドーム)では後半28分からMF宮澤裕樹(34)の決勝ゴールをアシストするなど、ジョーカーとして存在感を示している。中2日で迎えるFC東京戦でもサイドからのチャンスメイクで勝機を見いだす。
中2日の過密日程も体力面の不安なし
タフな過密日程を乗り切り、勝ち点3を獲得する。北海道をホームに置く札幌は空路での移動が必須となる。この日も午前中の便で移動し、そのまま練習を行った。今シーズンから札幌に加わった長谷川も「きついっすね。移動してすぐの練習だったので、なかなか大変」と話したが「(FC東京戦の)2日前なのでフィーリングとかは確認しておきたかった」としっかり体を動かした。今季初の中2日でのリーグ戦を迎えるが「僕はそんなに試合に出ていなかったので、そんなに変わったことはない」と体力面の不安はない。
シャドーとウイングバックは別物
長谷川はここまでリーグ戦10試合に出場し、うち9試合が途中出場。シャドーやウイングバック(WB)をこなす切り札のカードとして、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の信頼をつかんでいる。3日のC大阪戦では後半35分から投入され、左WBでプレーした。シャドーとWBでは役割も異なるが「求められることがごちゃごちゃにはならない。全く別物だと思っている。(WBだと)特に守備的な部分が違うので、そこは押さえながら」と頭の中を整理して、試合に臨んでいる。