Bリーグ
2024/05/04 21:35

レバンガ北海道の41歳・桜井良太が現役生活にピリオド「思い出に残るプレーができた」

試合後のセレモニーで胴上げされる桜井=撮影・小松巧

■Bリーグ1部第36節(5月4日、札幌・北海きたえーる)
▽レバンガ北海道78-85アルバルク東京

 Bリーグ・レバンガ北海道創設時からの最後のメンバー、SG/SF桜井良太(41)が現役生活最後の試合に臨んだ。プロデビューしたトヨタ自動車が前身のA東京に78-85で敗れたが、28試合ぶりに先発出場した桜井は12分42秒プレー。第2クオーター(Q)には現役最後となる3点シュートを決めるなど、会場を大いに沸かせた。来季以降もチームに残ることが確実で、背番号「11」は折茂武彦代表の「9」に続き、永久欠番となることが検討されている。

引退試合特製Tシャツの桜色に染まった

 2005年にトヨタ自動車でプロデビュー。19シーズンで積み重ねた得点は4834点。長年愛された背番号11が満員のブースターに惜しまれつつ、コートを去った。第2Q残り3分45秒。左コーナーから桜井の放ったきれいな放物線がリングに吸い込まれると〝桜色〟の引退試合特製Tシャツに染まった会場が割れんばかりの歓声に包まれた。「最後に決められて思い出に残るプレーができた」と、その勇姿を見せつけた。

第2Q、現役最後の3点シュートを決める桜井(右)

 

終了間際は失敗「なんか焦っちゃった」

 勝敗が決した第4Q残り9秒と同3秒、フリーから2点シュートと3点シュートを連続で放ったが、決めることができず頭を抱えて苦笑いを浮かべた。「なんか焦っちゃったんですよね。最後はバスケ少年のような気持ちでやれたので、いい思い出になりました」と、少年の笑顔を見せた。

試合後のセレモニーでは声を詰まらせ…

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい