高校野球
2024/05/05 21:40

背番号3の長嶋が投打に活躍 現校名ラストイヤーの岩見沢東が今季初公式戦で白星発進

先発して5回9奪三振と試合をつくった岩見沢東の長嶋=撮影・工藤友揮

■春季全道高校野球空知支部(5月5日、滝川市営球場)
▽1回戦 岩見沢東8-1砂川 ※七回コールド

創立102年目

 道内10支部の先陣を切って空知支部が開幕した。初日の第2試合は昨春の支部準優勝校・岩見沢東が砂川に七回コールドで勝利。投打でチームに貢献したのが、背番号3を付ける長嶋陽斗(はると、3年)だ。

一回の先頭打者から5者連続三振

 2025年春に岩見沢西と統合し、新設校として生まれ変わる岩見沢東。創立102年目を迎えた伝統校のラストイヤー公式戦初戦は、「3番・投手」で先発出場した長嶋の快投で幕を開けた。「ちょっと準備の時間が足りなくて、少し焦っていた部分もあったけど、キャッチャーの新居が良いコミュニケーションを取ってくれて楽に投げられました」と振り返る立ち上がりで、先頭打者から5者連続三振をマーク。最高のスタートでチームを勢いづけた。

右前適時打後は3打席連続バント

 そのチームの勢いをさらに加速させたのは打者・長嶋だった。一回1死二塁のチャンスで打席が回ってくると、ライト前にタイムリーヒットを放って先制。自らの投球と打撃で流れを一気に引き寄せた。

三回1死二塁でこの日1本目の犠打を成功させた岩見沢東・長嶋

 

 以降の3打席ではランナーがいる状況で、得意だと語るバントを全て成功させた。特に1点を勝ち越して迎えた五回の第3打席では、無死一、二塁できっちりとランナーを進めチャンスを拡大。その後、福井蒼心(そうしん、2年)の2点三塁打などで一挙7得点のビッグイニングを生み出すきっかけをつくり出した。

六回からは〝サード長嶋〟へ

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