ファイターズ
2024/05/05 21:50

山口アタル 11カ月ぶり実戦復帰 リハビリ中の支えは浅間に教わった「めっちゃいい言葉」

11カ月ぶりに実戦復帰した山口は五回に代打で出場し、四球で出塁=撮影・近藤裕介

■イースタン・リーグ7回戦 楽天0-5日本ハム(5月5日、鎌ケ谷スタジアム)

 昨年7月に左膝前十字靱帯の再々建手術を受けた日本ハムの山口アタル外野手(24)が、長期にわたるリハビリを乗り越え、グラウンドに帰ってきた。五回に代打で出場し、同6月以来、約11カ月ぶりに実戦復帰。2打席に立って1四球1三振と安打こそ出なかったが、阪口の犠飛で4点目のホームを踏むなど、患部の不安を感じさせない軽快な動きを披露した。

五回に代打で登場 1四球1三振

 「こどもの日だったので、子どものために一本、(本塁打を)放りこみたかった。夢を与えたかった。そこは悔しかったですけど、11カ月ぶりの試合だったので、まずは第一歩をきょう踏めたのが大きいと思う。感覚が戻るまでちょっと時間がかかるかもしれないけど、結果はあとからついてくると思うので、まずはケガをしないで試合に出続けることが一番。膝はもう問題ないです」

 直球一本にヤマを張り、本塁打だけを狙って復帰戦に臨んだ。しかし、この日は一度もバットを振る機会がなかった。五回無死一塁の第1打席は、冷静にボール球を見極め、四球で出塁。続く有薗、水谷の連打で三塁まで進むと、阪口の右飛で勢いよく本塁へタッチアップし、最後はスライディングで生還した。

約11カ月ぶりに実戦復帰した山口

 

阪口の犠飛でホームに生還

 七回1死の第2打席はカーブ2球で追い込まれると、最後は低めの直球に手が出ず、見逃し三振に倒れた。豪快なフルスイングは次回にお預けとなったが「振れなかったですけど、真っすぐを狙って、自分のアプローチが最後までできたのは良かったと思う。その結果、三振もしたし、ボールも見られたし、ベースにも出たし、走ったし、復帰戦で全部できて、結果オーライ」と前向きに振り返った。

悲劇の舞台は楽天モバイルパーク

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