【プレーバック・写真入り】J1第12節 札幌1-2FC東京(5月6日、札幌ドーム)
前半5分に馬場のゴールで先制も
北海道コンサドーレ札幌はFC東京とホームで対戦し、1-2の逆転負けで6試合ぶりの黒星を喫した。互いに前節から中2日のゲームで、先制しながら4試合引き分けが続いていた札幌が、2連勝で乗り込んできたFC東京を迎えた。札幌はパスを回してボールを保持しながらチャンスをうかがい、FC東京はやや高めのDFラインを保ち、4-4-2で網を張りながらカウンターを狙うという展開が続いた。
前半5分、ピッチ中央左サイドに流れたMF荒野拓馬(31)が相手ペナルティーエリア右方向へ大きくサイドチェンジ。右サイドを駆け上がったDF馬場晴也(22)はこれをダイレクトでインサイドキック。クロスを折り返すと思われたが、ボールはニアサイドの相手ゴール右上隅に流れた。意表を突かれた相手GK波多野もこれには反応しきれず、札幌は幸先良くネットを揺らした。これで札幌は7試合連続先制ゴールとなった。
ビルドアップのミスから逆転許す
しかし同27分、相手FWディエゴ・オリヴェイラが後方に下りてきて右サイドを追い越したボランチMF高へのスルーパスを通されると、そこからの右クロスをFW俵積田に決められて同点。後半20分には自陣ビルドアップのミスを狙われてショートカウンターを受け、エリア手前にいたFW仲川には3選手で囲んでプレスを掛けたがDF家泉怜依(24)の股下を通す絶妙なラストパスを出され、最後はディエゴ・オリヴェイラに押し込まれた。
札幌はその後も両サイドをうまく使いながらチャンスを構築。後半26分にFW金健熙(29)ら3人、同42分にはMF小林祐希(32)ら2人の交代選手を投入して攻勢を強めたが、元日本代表DF森重、長友らを擁する相手DF陣にことごとくはね返されてしまった。
指揮官「結果が伴わなかった」
試合後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「立ち上がりから我々が試合をコントロールしていた。リスクを負いながらも攻撃を仕掛け、相手のカウンターもケアしていたし、相手の守備ブロックにもバリエーションの多い攻撃を見せていた。内容からして我々が勝利に値するようなゲームはできていたと思うが、今日も結果が伴わなかった」と残念がった。
試合詳細はコチラ
(全13カット)