札幌DF馬場晴也 ダイレクトボレーで決めた衝撃の先制ゴールは「狙いました」 6日FC東京戦
■J1第12節 札幌1-2FC東京(5月6日、札幌ドーム)
1カ月ぶり今季2ゴール目
鮮やかなゴールも勝利につながらなかった。北海道コンサドーレ札幌のDF馬場晴也(22)が前半5分に、4月3日名古屋戦(札幌ドーム)以来1カ月ぶりゴールとなる先制点を決めた。しかし、前半27分、後半20分に得点を奪われ逆転負けを喫した。12試合を終えてまだ1勝のみと、勝ち点3の遠い状況が続いている。
馬場は「内容がいいだけじゃダメな時期。勝たないといけない」と再び最下位に転落した現状に危機感を抱いた。次節は11日の敵地・川崎戦(U等々力)となる。中4日と時間は限られるが今季2勝目へ「攻撃的に行きつつゼロで抑えたい」と意欲を見せた。
相手GK波多野も触るのが精一杯
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相手GKの意表を突いてゴールネットを揺らした。前半5分、MF荒野拓馬(31)からのサイドチェンジのロングパスを、馬場が右足インサイドでダイレクトキック。クロスボールに備え、やや前方にポジションを取っていたFC東京のGK波多野はボールに触るのが精一杯だった。ゴール右隅に決まった得点に、馬場は「狙いました」とニンマリ。DFながら早くも今季2点目をマークした。
近藤が左SB引きつけフリーに
右サイドを駆け上がって得点を生み出した。右WBのMF近藤友喜(23)が相手の左SBを引き付けながら、中央へと上がっていったことで右サイドのスペースがポッカリと空いた。「うまく形として出た。あそこは(相手に)捕まりにくいので、あそこでのクオリティーをもっと上げたい」とうなづいた。
内容は上向きも結果につながらず
その後も押し込む展開は続いたが、追加点を奪えずにいると、前半27分に追いつかれ、後半20分には自分たちのミスから勝ち越しゴールを許した。「90分通して悪くはなかった。前半戦に比べたらやりたいことはできている」と話すように、内容が良くなっているからこそ、勝利につながらないことがもどかしい。
「1点だけじゃ満足できない」
馬場は「追加点を取っていかないと。攻撃的なチームなので1点だけじゃ満足できない」と、さらなる得点力向上を求めた。ゴールデンウイークの3連戦は2分け1敗に終わった。「あとは勝ちにつなげるだけ」。馬場が攻守において存在感を示せば、1カ月遠ざかっている白星がグッと近づくはずだ。