【一問一答】伊藤大海が4年目で月間MVP初受賞「僕1人の力ではなく、チームで戦った結果」
■月間MVP受賞会見(5月10日、エスコンフィールド北海道)
3、4月度の「大樹生命月間MVP賞」が10日に発表され、パ・リーグ投手部門で日本ハムの伊藤大海投手(26)が、プロ4年目で初受賞した。3、4月は5試合に先発し3勝0敗、防御率1・41。登板した全試合でチームが勝利するなど、エースとして投手陣をけん引している。同日に行われた受賞会見での一問一答は以下の通り。
―月間MVPを受賞して
「開幕(投手)を言い渡されてから、そこはすごく意識していた部分ではあった。スタートダッシュを良い形で、というの(思い)はあったので、それが実現できて素直にうれしいなと思います」
―新庄監督や投手コーチから声は掛けられたか
「『おめでとう』という言葉はいただきました」
―開幕投手を務めたシーズン。最初の月間MVPを取れた要因は
「より一層、しっかりとした準備が開幕に向けてできていましたし、そういう中でコンディションをしっかり1カ月、維持できたのは大きかったかなと思います」
―3勝、負けなし。全試合でクオリティースタート
「投手として最低限の仕事は、1試合1試合しっかりできた。その中で今年の打線は本当に頼もしいものがありますし、そこに励まされた。仮に点を取られたとしても、絶対に点を取ってくれるという中で投げられている。僕1人の力ではなく、チームで戦った結果がこういうふうに評価されるっていうのは、すごくうれしいです」
―キャンプから変化球の精度や組み立てにこだわっていた。手応えを感じている部分は
「変化球の精度ももちろんですけど、何よりユア(田宮)がしっかりリードしてくれている。1試合1試合いろいろなことを2人で打ち合わせしながら、本当にユアが思い切って(配球を決断して)、僕はそこに投げ込むだけ。僕というよりも、ユアがすごく引っ張ってくれたかなと思います」
―3、4月で特に印象に残っているシーンや試合は
「やっぱり開幕戦はすごく僕の中でも印象に残っていますし、本当に良いスタートを切れたのかなと実感しています」
―上沢の抜けたシーズン。チームを背負う思いも強い。今後に向けてどんな投球を
「5月(5日のオリックス戦)は、自分の中ですごく不甲斐ないピッチングだったので、またしっかり気持ちを入れ直したい。いつでもこういう(3、4月度のような)数字を残せるようなシーズンにしたいので、1試合1試合また全力で戦っていきたいと思います」