札幌MF駒井善成の〝不敗神話〟弾でアウェー初勝利だ! 11日川崎戦(予想スタメン付き)
■5月10日、札幌ドームサブグラウンド
北海道コンサドーレ札幌は11日のアウェー川崎戦(U等々力、午後3時キックオフ)に向けて攻撃練習やセットプレーなどで最終調整し、空港へ向かった。リーグ戦開幕から全12試合に先発しているMF駒井善成(31)が、川崎戦2年連続ゴールでアウェー初勝利に導く。
15位川崎に対し「いいチームに変わりない」と警戒
9日のミニゲームではシャドーやボランチに入ったが、前日10日の戦術練習ではボランチでプレー。札幌戦15試合15得点で〝札幌キラー〟と呼ばれる川崎のFW小林悠(36)は前節まで2試合連続でベンチ外。順位も15位と苦しんでいるが「いいチームに変わりはないので、しっかりと自分たちのサッカーを貫きながら勝てたら」。敵地で待望の勝ち点3を奪いにいく。
リーグ戦で挙げた28ゴールの内訳は
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いまこそ駒井の神通力が必要だ。2011年のプロデビュー後、昨季までにリーグ戦で挙げたゴールは通算28得点。得点した26試合の内訳は24勝2分けと負けなしだ。さらに18年の札幌加入後は12勝1分け。直近2シーズンはアウェーでのゴールの方が多い。昨年8月26日の川崎戦では3トップの真ん中で先発し、1-0の前半35分に追加点を奪った。後半に退場者が出て追い付かれたが、相性は悪くない。「いまは勝ちが少ないので、なんとか点を取って勝ち点3に結びつけるように、毎試合狙っていきたい」と目をぎらつかせる。
ここまで全試合スタメン「みんなを奮い立たせるプレーを」
6日の前節FC東京戦まで全試合スタメンは駒井を含め3人だけ。屈辱の最下位に沈むが、落ち込む素振りはおくびにも出さない。練習中も人一倍声を出し、仲間を鼓舞する。「僕はどの試合も一生懸命やるだけだと思っているし、何一つ変えずに全力で取り組むことを意識してやっている。その中でチームを勢いづけるプレーは大切なので、みんなを奮い立たせるプレーも、もちろんしていきたい」。豊富な運動量でピッチを駆け巡り、難敵撃破でチームを上昇気流に乗せる。