コンサドーレ
2021/11/20 14:49

勝利に飢えた”精密機械”福森「100%のプレーできる」20日敵地鳥栖戦

左内転筋痛から回復し、万全の状態で最終調整を行ったDF福森(左)

 北海道コンサドーレ札幌はきょう20日、アウェーで鳥栖と対戦する。DF福森晃斗(28)の左足が、5試合ぶりの勝利に導く。6日の前節・清水戦では2アシスト。“精密機械”が突破口を切り開く。

左内転筋痛から復帰「勝つサッカー見せたい」

 清水戦では正確無比なキックから2得点を演出した福森。同戦で左内転筋を痛め、約1週間は別メニューで調整していたが、「もう100%のプレーができる」と状態を整えて臨む。
 「いかに良いボールを供給して、気持ち良く決めてもらうか」と話す通り、前節はMF金子と深井にピンポイントのボールを供給し2アシスト。チャンスメーカーとしての能力をいかんなく発揮した。それでも勝利には結び付かず、直近4試合は勝利なし。「勝ちに飢えている。残り3試合しかサポーターの皆さんに見せられない。しっかり勝つサッカーを見せたい」と意気込んだ。
 2018年からのペトロビッチ監督体制では、5勝2分けと好相性を誇るが、鳥栖は前節、王者・川崎を破っており、順位は12位の札幌を上回る7位。指揮官は「最近は札幌のコピーに近い戦い方をしている。互いがハードワークする、ボールを奪い合う戦いになる。拮抗した戦いになると思う」とがっぷり四つの真っ向勝負を予想した。
 すでに残留は確定。目標としていたACLへの道も途絶えており「目的意識を失いがちだが、選手たちにはしっかりと目標設定をして戦ってほしいと思っている」と指揮官。シーズン終盤で奪う3ポイントが、来季へとつながる。背番号5の左足から、主導権を奪いに行く。
(石栗賢)

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