■パ・リーグ８回戦　ロッテ０－３日本ハム（５月１１日、エスコンフィールド北海道）ー（自ら口を開き）
「新庄剛志、大当たり～（笑）」

ー（１番・万波に）チャンスで回ってくる
「チャンスで回したかったのでバントしましたね。決めてくれそうな気がしたので」

ー思い切りの良さが見えた
「きょうは戻ってましたね。フォームも。あれが万波くんの自然体の形。良かったね、２打点。２本目の方が、僕はうれしかったです。思い切り振っているからこそ、あそこに飛んでいく。きょう悔しかったのは、せっかくレギュラーをつかみかけている田宮くんが、あそこ（六回１死一、三塁）の場面でスクイズ（失敗）。結果的に犠牲フライだからオッケーじゃなくて、きっちり点を取りにいかないと。ああいうことをしてたら、レギュラーを獲られますよって。もう一回、彼本人に伝えます。きっちり決めてほしいですね」

ー松本剛の二盗、三盗はサインか。自分の判断か

「そのへんはちょっとね…（笑）」

ー効果的だった
「良いスタートでしたね。加藤（貴）くんは、青い髪の時は調子が悪いなって思っていたけど、きょうはアッシュにしていたので、いけるやろって（笑）」

ー球数は少なかったが、交代した
「河野くんがめちゃくちゃ良いから。とにかく七回までいってくれたら河野くん、田中（正）くんにつなげるので」

ー加藤貴はロッテ戦に強い
「ロッテ戦じゃなくても、きょうはボールがミットに吸い込まれるように行っていたので。（違う相手でも）同じような結果になったんじゃないかな」

ーロッテに７勝１敗
「あっ、そう！？　知ってます（笑）」

ーなぜ好相性
「なぜでしょう？　う～ん、どうでしょう～（笑）。それは選手の力じゃないですか？」

ー昨年は相性が悪かった
「去年の出来事は１ミリも覚えてない。今年がスタートなので。１年目です。種をまいて、水をあげて、花を咲かしたのは今年からなので」

ー万波の１番起用を決めたタイミングは
「きのうの試合の３打席目の時に『もう、１番でいこう」と思いました。もう（今後は）戻しても良いと思います。皆さんはどう思います？」

ーもう吹っ切れているように見える
「吹っ切れたから、どの打順でも大丈夫でしょう。あしたは今川くんを１番でいこうかなと思ってます。試合中に『１番を今川くんにしようかな』って（考えていた）。万波くんは、もう大丈夫なので。ランナーがたまった時に打点を稼げる打順に置いても良いかな」

ー試合前に万波と話していた。どのような会話を
「ちょっと潜ってるよって。下、下に行き始めているから自然体の場所に戻して（本塁打を）狙ってと。ガンガン振っていこうって。当てるようなバッティングはしなくていいと言いました」

ー潜るというのはバットか
「構え、構え。前のめりにはなってないけど、なんか小さく見えるというか。下に下に行くと、こっちには力みが見える。普通に構えて、普通にタイミングを取って、前を大きく振るようなスイング。自然体な構えが彼には合っていると思う。ちょっとしたことですよ、バッターは。あとは万波くん、加藤くん、田宮くんに聞いてあげてください」

【試合前】

―（自ら口を開き）
「きょう１番、万波くんでいってみます。面白くないですか」

―直接、本人に声をかけていた
「ちょっと（体重を）残そう、残そうとしすぎて、小っちゃくなっているから。どんどんどんどん狙えと。ヒットを打っても仕方ないでしょ、と」

―大きいのを期待している
「全部、狙いにいくつもりで。自然と止まってくるから。そっちの方がいいかなと思って」

―試行錯誤してフォームを変えているように見える
「そうそう。いつも言うように、打席で自分のフォームと勝負している。ピッチャーと勝負できていないから。打ちにいけ、とは言います。打ちいくよ（笑）でいい。そっちの方がいい。詰まるより」

―最近、元気がなさそう
「こういう日、あるんですよ。誰でも。どんなバッターでもあるから。何かをきっかけにね。攻めないより攻めていく方が、彼はいいタイプだと思う」

―全打席、思い切り
「打ちにいって、止まってくれたら最高。意外ときょうのピッチャーは変化球のピッチャーのような感じがしますけど、真っすぐが多い。加藤（貴）くんも真っすぐが少ないわけでもないし、結構、似ている。変化球が来そうな感じがするんですよね。だいたい分かりますよ。真っすぐが来て振ったら、詰まってしまうという。ただ、詰まっても、思い切り振っていたら、ポテンと落ちるから。それをきっかけにしてもらえたら。ただ、それ（良くない状態）が長く続くようでは…今、戦力が結構、レベルアップしているから。休憩させながら。もしかしたら、使った選手が爆発したりね」

―柳川のブルペン投球を見ていた
「きょうは思い切り投げているような感じはしていなかった。マイペース」

―柳川の登板日は決めたか
「まだですね。向こう（対戦相手）の状態も見て。左バッターがいいとか、右バッターが調子いいとかで変わるケースもあるので」