【プレーバック・写真入り】J1第13節 川崎3-0札幌(5月11日、神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
元フランス代表FWゴミスにハットトリック決められて大敗
北海道コンサドーレ札幌は川崎フロンターレとアウェーで対戦し、0-3で完封負けを喫した。互いに攻撃的なチームの一戦だったが、川崎の元フランス代表FWゴミスには来日初ゴールからのハットトリックを決められ、札幌は前後半でシュート16本を放ちながら決めきれなかった。2連敗で6戦勝ちなし。順位も最下位のまま。
前半序盤は互いに見合うようなゆっくりとした立ち上がりだったが、徐々にヒートアップした。MF浅野雄也(27)が開始2分に相手のパスカットからロングシュートを狙ったように札幌のゴールへの意識は高かった。
札幌は短いパス交換だけではなくサイドチェンジやロングボールも多用しながらチャンスを伺い、川崎は1トップのゴミスのポストプレーやブラジル人FWマルシーニョのスピードを使って攻撃を仕掛けてきた。
前半30分、ペナルティーエリア内の右でくさびのパスを受けたゴミスがDF家泉怜依(24)の密着マークを受けながらも素早く反転して前進。そこから右足シュートを打たれて先制を許す。
同43分、今度はエリア左で受けたゴミスが外から追い越したMF遠野とのパス交換でフリーとなり2点目。同アディショナルタイムにはGK菅野がマルシーニョをエリア内で倒してPKとなり、またもゴミスに決められた。
チャンス数は互角もフィニッシュ精度欠く
札幌も同40分にはMF青木亮太(28)のロングボールからMF近藤友喜(23)が裏へ抜け出し、相手GKとの1対1で頭を越すループシュートを放ったが、相手DF大南にゴールラインギリギリで掻き出されてしまう。
近藤は後半9分にも3バック左のFW菅大輝(25)の流れたロングボールを拾ってエリア内でシュートを放ったが、ここも相手GKの好守備に阻まれてしまう。
札幌は後半もボールをつなぎながら主導権を握り、川崎はカウンターから追加点を狙う展開。カウンターの応酬ではMFスパチョーク(25)の鋭い抜け出しからチャンスを何回かつくり出した札幌だったが、最後までゴールを割ることができなかった。
終わってみれば両チームの放ったシュートは計31本。枠内4本とフィニッシュの精度を欠いた札幌が、少ないチャンスをものにした川崎に屈した。
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■3試合連続先発し、ハットトリックの川崎FWゴミスとマッチアップしたDF家泉怜依(24)
「良いプレーが1個もできなくて、 前半で代えられてた。自分の守備が軽かったのが一番の原因。改善というか、次も出られるとか甘いことは言えないけど、自分としては最悪な試合 」
(全8カット)