【母の日特別手記】守護神・田中正義 登板後にいつも連絡をくれる母へ「一生懸命頑張って、少しでも親孝行したい」
NPBマザーズデー2024 感謝のメッセージ
お母さん、いつもありがとう―。5月12日は「母の日」。同日にエスコンフィールド北海道で行われる日本ハム―ロッテ戦は「NPBマザーズデー2024」として開催される。守護神の田中正義投手(29)が、いつも温かく見守ってくれる母・鈴香さんへ感謝のメッセージをつづった。
プレゼントは毎年恒例 姉が幹事
母は優しくて、強い人です。登板後には毎回、LINEでメッセージが来ます。試合の内容ではなく「きょうもお疲れさま」、「早く寝てね」とか。僕はスタンプで返信することが多いです。
毎年「母の日」は、4きょうだい(兄、姉、妹)で打ち合わせてプレゼントを贈ります。姉が「今年はこれだから」と幹事をしてくれます。
日々感じる母の深い愛情 常に持つ感謝の念
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
母の生活は、僕のプロ野球生活を中心に回っている。24時間、僕ら子どもたちのことを考えているんじゃないかというくらいです。言葉というより、日々の行動で伝わってきます。
プロに入ってから、関東の試合は球場へ見に来てくれますし、北海道にも2カ月に1回くらい来てくれます。今年の沖縄キャンプも。ホークスの時には宮崎に来てくれました。日頃から感謝の気持ちは、常に持っています。
忘れられない母の味 大学時代は頻繁に郵送も
(創価)大学時代には(電子)レンジでチンすれば食べられる冷凍のおかずを作って送ってくれました。白米に合うハンバーグ、しょうが焼き、カレーとかですね。僕が食生活を意識していたので、気遣ってくれていたのだと思います。助かっていました。
母の手料理は何でもおいしい。小さい頃は、唐揚げの日が楽しみでした。材料名とか分からないですけど、いろいろ工夫してくれていて、おいしいかったな。
けがの多い野球人生 「心配させる時間がすごく長かった」
今でも年末年始に実家へ帰ったら、ご飯も出てくるし、お風呂も沸いている。揚げ物はあまり取らないようにしていますけど、たまに唐揚げも食べます。
僕は高校時代からけがが多く、プロに入ってからも大半がリハビリ生活。これまで心配させる時間がすごく長かった。これから先、良いことも悪いこともたくさんあると思うけれど、自分なりに一生懸命頑張って、少しでも親孝行したいです。