【一問一答】水野達稀 九回に劇的サヨナラ打 予言的中の先輩に感謝「なんかすごいっすね、あの人」
■パ・リーグ9回戦 ロッテ5ー6日本ハム(5月12日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの水野達稀内野手(23)が「9番・遊撃」で先発し、九回にサヨナラ打を放った。2点差を追い付き、なおも1死満塁で打席に立つと、左腕・鈴木から一、二塁間を破る右前打をマーク。劇的な勝利を決め、飛び出してきたチームメートたちから熱い祝福を受けた。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―サヨナラ打
「やりましたー!」
―どんな思いで打席に入ったか
「ベンチにいる時から今川さんが『絶対、サヨナラのチャンス来るぞ』と言ってくれていたので、自分なりにいい準備ができて、打席に入れたんじゃないかなと思います」
―打った手応えは
「興奮しすぎて、バットに当たってからの記憶がないです」
―一塁ベースを回って、もみくちゃにされた
「きのうから三振しかしていなかったので、絶対ここはもう決めるしかないと思って、その結果、手荒い祝福うれしかったですね」
―今年のファイターズの強さは
「こうやって簡単に負けないというか、負けた試合も何かしら事を起こしているので、きょうみたいに勝ちきれるゲームをどんどん増やして、終盤に強いファイターズでこれからも勝てるように頑張ります」
―ファンに向けて
「きょうもたくさんの声援ありがとうございました。あしたしっかり休んで、またあさってから、万全の状態で来るので、応援よろしくお願いします」
【試合後の一問一答】
―興奮する打席になったのでは
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「そうですね。やっぱり今川さん、なんかすごいっすね、あの人。ランナーなしぐらいから、ずっと言われていたので。そうですね、本当に今川さんが、いい準備をさせてくれましたね。もう九回が始まった瞬間に、『(サヨナラ機での打席が)あるよ~』みたいな感じで言われたので、いや、ちょっとまだ早いやろと思っていたんですけど、気が付けば来ていましたね」
―サヨナラを決めた気分は
「さっきも言ったんですけど、この2日、三振しかしていなかったので、なんとか当てようと思って。当てにいくという当てようじゃなくて、もう何か、 何か起これと思って、内野も前進だったので、がむしゃらに振りました」
―三振が続いていたが、開き直って
「そうですね。開き直って入れたと思いますね」
―緊張したか
「いや、もう(伏見)寅威さんが打って同点にしてくれたので、それでちょっと気持ち的には楽になりました」
―サインが出るかを考えたか
「満塁だったので、さすがにないかなとは思ってました」
―以前、不振の時は寮でかなり映像を見たと言っていた。今回は
「いや、今回は本当に、打席が終わって見返したぐらいです。ちょっと、途中まで(何が悪いのか)自分でも本当に分からなかったので。バントの打席で、バントなんですけど、三振の流れは止まったので、あの打席がつながったんじゃないかなと勝手に思っています」
―伏見さんの誕生日。声をかけたりは
「Tシャツを着ていました。ハッピーバースデー。すごいですね、やっぱり持ってますね、あの人。 打てないですよ、いきなり代打で、誕生日の日に。すごいです」
―伏見から贈り物をされたことは
「いや、ないですね。これで何かもらいます(笑)」
―きょうは母の日。伝えたい思いは
「アマチュア時代からずっと、どこでも試合を見に来てくれるようなお母さんだった。さすがに毎回、北海道は来られないですけど、きょうも来てはないと思うんですけど、絶対見てくれていたと思うので。後でLINEします」
―毎年、贈り物をしたりは
「去年は、ちょっといいドライヤーをあげました」
―今年は
「今年は、考えます。去年も母の日ぴったりに贈ったわけではなかったので。ちょっと考えてから、何か贈ろうと思っています」
―どんなお母さんか
「怖いとかは全然なかったです。なんやかんや、優しい母さんでした。厳しくはなかったです。普通に優しいお母さんでした」
―お母さんから野球についてのアドバイスは
「野球についてはないです。お母さんが僕にアドバイスしたら、たぶんお父さんが遮ると思う(笑)」
―おふくろの味は
「やっぱりハンバーグになるんですかね。今川さんも言っていましたけど、ハンバーグですね」