ファイターズ
《ハム番24時》5月14日
競技は違っても高い志を持って戦う姿勢は同じだ。今川の東海大四高(現東海大札幌高)時代の同級生が北海道に戻ってくる。バレーボール男子V1の東京グレートベアーズで活躍していた柳町逸太(27)が14日、今季のV2を制した北海道イエロースターズに加入した。
野球部とバレー部はともに強化指定の運動部で、切磋琢磨する間柄だった。跳躍力を生かし、強烈なスパイクを放つサウスポーの柳町は特に輝きを放っていたそうで、今川は「同じクラスではなかったですけど、めっちゃ有名でした。すごかったです。みんなの憧れの存在というか、スターが同じ学年にいるなという感じで見ていましたね」と懐かしんだ。
当時、野球部の仲間でバレー部の試合の応援に行くこともあったという。大学、社会人を経てファイターズに入団した後、あらためてSNSを通じて連絡を取り合うようになり、今も親交を深めている。
プロになる夢をかなえ、地元チームのユニホームに袖を通す―。自身と接点が多い柳町に縁を感じている。「お互い、刺激をもらえているし〝東海魂〟で頑張りたいなというふうに言っている。本拠地が北海道になりますし、ともに北海道を盛り上げられたらなと思っています」。道産子アスリートの友情と絆が、垣間見えた。