前節あと一歩でゴール阻まれた札幌MF近藤友喜が今度こそ 「積極的に狙っていければ」
■5月14日、札幌ドームサブグラウンド
北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜(23)が、前節あと一歩届かなかったゴールを今度こそ決めて、チームの今季2勝目ゲットに貢献する。
札幌加入1年目にして、前節のアウェー川崎戦(0●3)まで7試合連続スタメン入りを果たすなど、早くもレギュラーに定着した近藤は、15日のホーム磐田戦(札幌ドーム、午後7時キックオフ)でも先発メンバー入りが有力。「(札幌の)やり方は、だいぶ理解している」と話すとおり、右ウイングバックからチャンスメークする場面が試合を追うごとに増えつつある。
GKの頭越えるループシュート放つも
川崎戦の前半40分、1点追う場面で近藤に決定的なチャンスが訪れた。MF青木亮太(28)の後方からのロングボールに対し、近藤は相手左サイドバックの裏を取る動き出しを見せて、DFライン裏に抜け出した。ペナルティーエリア内でボールを受けると、GKの頭の上を越えるループシュートを放ったが、カバーに戻ったDFにゴールライン手前でクリアされてしまった。
「判断は間違ってなかったと思うが…」
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「判断は間違ってなかったと思うんですけど、頭を越すことを意識しすぎて、滞空時間が長いキックになってしまって。もう少し速いボールを蹴ればよかった」と、あと一歩で同点ゴールとなった場面を振り返る。「あれを決めていれば0-3になるような展開ではなかった。1-1になって、そこから逆転が見えてくるような場面だったので、一本決めるか決めないかが鍵になる」と、決定機を確実にモノにすることの大事さを改めて思い知らされた。
マッチアップの相手はDF松原 対応策想定済み
川崎に続き、磐田も4バックを基本布陣とするチーム。マッチアップの相手は、世代別代表経験を持つ攻撃的サイドバックのDF松原后(27)が予想される。「自分たちの守備の時間になるときや、(ボールを)失ってカウンターというところでしっかり戻れば相手の良さを消せると思うし、そこで仕事をさせなければ、4枚の内の1枚が出てきているので、そこを逆手に取って逆に攻撃したい」と、対応策は想定済み。「(ゴールの)チャンスはあると思うので、積極的に狙っていければ」。川崎戦であと一歩届かなかったゴールを近藤が今度こそ奪い取って、札幌ドームを歓喜の声で埋め尽くす。