ファイターズ
2024/05/14 19:15

新庄監督が大胆起用 今季初の捕手登録4人同時スタメン 不測の事態で郡司のマスク、DH解除も

4連勝を飾り、喜ぶ新庄監督(右から2人目)とナイン=撮影・村本典之

■パ・リーグ6回戦 西武1ー4日本ハム(5月14日、エスコンフィールド北海道)

出た!ビッグボス采配 リスク承知の勝負手

 日本ハムの新庄剛志監督(52)が14日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦で、今季初めて捕手登録の4人を同時にスタメン起用した。ベンチに控える捕手がいない異例の采配。不測の事態も含めてシミュレーションし、勝負手に踏み切った。

規定打席到達も見据えて田宮を「1番・DH」

 山崎が先発する際、オリックス時代から厚い信頼を寄せる伏見がマスクをかぶる。郡司とマルティネスは普段通り、内野で出場。前例に沿えば、田宮はベンチスタートだったが、この日は「1番・DH」でスタメンに組み込まれた。

 斬新なオーダーを選択した新庄監督は試合後に「ヘッド(コーチ)はドキドキしていましたけど、きょうはDHを田宮くんに。1番で、規定打席にも到達させたい」と意図を明かした。

「1番・DH」でスタメン出場した田宮=撮影・小田岳史

 

不測の事態も想定済み

 田宮の打力を生かす攻撃型オーダーだが、リスクはある。伏見に負傷などのアクシデントがあった際の対処だ。その場合、三塁の郡司がマスクをかぶり、別の内野手を三塁に入れるプランを用意していた。さらに、展開にもよるが、試合の最終盤はDHを解除し、田宮が捕手を務めることも想定していた。

スタメンマスクの伏見は気合 「絶対に代われない」

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