大学・社会人野球
モエレ沼公園内のナイター設備付き公営屋外硬式野球場 完成まであと半年
工事開始から1年が経過
札幌・モエレ沼公園内に建設中の市内初となるナイター設備付き公営屋外硬式野球場の工事開始から1年が経過した。以前からある軟式球場を硬式へ転換する工事で順調に経過。すでにナイター照明は6基立ち上がり、来春の使用開始が待たれる。
総工費は当初予算より約4億円増
天然芝はまだ敷かれていないが、両翼100メートル、中堅120メートルのグラウンドは、公園内のモエレ山から一望できる。約4000人が収容可能な内野席も姿を現し、スピードガンを備えたスコアボードはお盆明けの8月中旬以降に、工事用の足場が外される見込みだ。札幌市によると、物資高騰の影響で総工費は当初予算の34.7億円から38.6億円に増加したという。
竣工後は麻生、円山を改修
モエレ沼硬式球場が予定通り今秋に竣工すれば、10月から麻生球場の改修工事が始まる。スタンド工事に加えて芝や土の入れ替えなど、2025年度いっぱいかかる予定で、来春の全道高校野球札幌支部予選は麻生球場の代わりにモエレ沼公園野球場が使用される見通しだ。麻生の改修工事が終われば、26年度から円山球場の改修が始まる。こちらは27年度途中までずれ込む見込みだ。市民が気軽に利用できる札幌〝第3の球場〟が誕生し、全て揃うのは約3年後となりそうだ。