5月20日にタイトル未定を卒業する川本空へ メンバー、関係者から贈る言葉
ワンマンライブ「TETRAPOD」が最後
北海道発のアイドル「タイトル未定」の川本空が20日、Zepp DiverCityで開催するワンマンライブ「TETRAPOD」を最後にグループを卒業する。今回はメンバーのほか、川本と関わりのあった楽曲提供者、振り付け師、アイドル仲間からお笑い芸人まで、それぞれから集めた温かいメッセージをお届けする。
「TOKYO IDOL FESTIVAL」メインステージ争奪戦で優勝
タイトル未定にとって、川本の存在は大きかった。加入した2022年の「TOKYO IDOL FESTIVAL」ではメインステージ争奪戦で優勝を果たし、翌23年には初めてZepp Sapporoでワンマンライブを行うなど、現体制の4人で過ごした2年間はタイトル未定にとってもかけがえのない時間だった。
■阿部葉菜
「ちくわ(川本の愛称)、卒業おめでとう! グループとしての活動は5月20日で終わってしまうけど、これからは私のお友達だと思っているので、ゆっくりピクニックしようね。これからもよろしくね!」
■冨樫優花
「(川本)空ちゃん、卒業おめでとう。タイトル未定を選んでくれて、泣いたり笑ったり、かけがえのない時間を過ごせたことは幸せでした。これからもお互いの道を精一杯歩き続けよう!」
■谷乃愛
「空ちゃん、卒業おめでとうございます。空ちゃんと過ごした2年間が本当に濃くて、私の人生にとって宝物みたいな期間でした。正直少し寂しいけど、空ちゃんが決めたことだから、私は全力で応援します。たまに連絡してね!」
アイドルソングのプロが見た川本とは
タイトル未定の世界観を表現している人たちも川本の卒業を祝った。AKB48の「365日の紙飛行機」などを作曲した青葉紘季はタイトル未定のデビュー曲「踏切」から関わっており、3月3日に全国リリースされた「群青」「春霞」も手掛けるなど、数多くの楽曲を提供している。鈴木愛理やKinKi Kidsなどの楽曲も手掛けている山崎あおいは、昨年の「栞」、4月23日にリリースされた「桜味」を作詞作曲。アイドルソングのプロから見ていた川本とは―。
「よくあるタイプの声質ではなかった」「すごく理想のアイドルだな」
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■青葉紘季
「ああ見えて、すごく強い子というイメージがあります。決めたことをビシッとやる、みたいな。歌の面では割と自信なさげにレコーディングで歌ってましたけど、めちゃくちゃ音程がいい。ピッチがいいし、よくあるタイプの声質ではなかったので、4人がいいバランスだなと思っていました。空ちゃん、お疲れ。ありきたりな言葉ですけど、空ちゃんの決めた道を今後とも陰ながら応援しています」
■山崎あおい
「タイトル未定のメンバーそれぞれに言えることなんですけど、私は声が本当に大好きで、川本さんの声が入ると、一気にピュアな曲になるので、すごく理想のアイドルだなと思って見ていました。卒業おめでとうございます!」
歌にダンス 過酷な練習も食らいつく姿に感動
楽曲を最大限生かしながらパフォーマンスに落とし込んでいるのは、タイトル未定の振り付けとダンスレッスンを行っている楓だ。アイドル未経験だった川本にとって、限られた時間の中で歌とダンスを覚えるのは至難のわざだった。そんな過酷な練習スケジュールにも諦めずについてきた川本に寄り添いながら、成長を後押ししてきた。
■楓
「未経験で何をしたらいいか分からない状態から、ステージを重ねていくごとに、表情だったり動きだったり、空ちゃんにしかできないものを見つけたんだな、って最近は思っていました。卒業公演でも成長具合に感動しました。普段の空ちゃんも大好きなので、どんな空ちゃんでも私はこれからもずっと応援しているよ」
北海道発のアイドル仲間も卒業公演に駆け付けた
同じ北海道発のアイドル・フルーティーの白咲はなは、川本と4年以上の付き合いがあり、タイトル未定に加入する前からの友人だ。違うアイドルグループのオーディションで出会い、年齢も近かったことからすぐに仲良くなった。5日はフルーティーの名古屋遠征最終日だったが、帰りの便の時間を早めて川本の卒業公演に駆け付けた。
■白咲はな
「ずっと天使みたいで、優しくてピュアで守ってあげたくなるような空ちゃん。うれしいことがあって共有すると、自分のことのように喜んでくれたり、掛けてくれる言葉も全部優しかった。5日のワンマンライブはめちゃめちゃ楽しくて、空ちゃんらしいライブでした。これからも空ちゃんらしく頑張ってね!」
お笑い芸人も一目置く〝場を盛り上げる力〟
札幌を拠点に活動する2人組のお笑い芸人・36号線は、22年11月から木曜定期公演の企画コーナーでMCを務めている。つかみどころのない川本のキャラクターに翻弄されてきたという。場を盛り上げることに関しては、お笑い芸人から見ても異彩を放っていたようだ。
■ササキサキ
「本当におもしろい人で、絡みやすくて素敵でした。これで終わりなのは寂しいけど、私は空さんの公式お姉ちゃんだと思っています。これからも妹を見守っています。ところで、ちくわってどういう意味ですか?」
■大田黒ヒロタカ
「川本さんは唯一無二感があって、驚きの多い人でした。アイドル生活お疲れさまでした。つらいことも楽しいこともあったと思いますが、これからの人生でも自分らしく頑張ってください。ところで、なぜちくわって言うんですか?」