前節決勝アシストの札幌MFスパチョーク MF浅野とのホットラインに「動き方もほとんど分かっている」
■5月17日、札幌ドームサブグラウンド
柏には昨年もホーム戦でゴール
北海道コンサドーレ札幌は19日のアウェー柏戦(三協F柏)に向けて午前練習を実施した。ミーティングを行った後は過密日程を考慮してボール回しなど軽めのメニューで調整。前節のホーム磐田戦(1〇0)で決勝点をアシストしたMFスパチョーク(25)は、昨年のホーム戦で自らゴールを挙げている柏を相手に、再びチームの勝利に貢献する。
7試合連続スタメンに意欲
15日間で公式戦5試合を戦う過密日程の真っただ中にいる。「連戦で、最近の血液検査でも疲労が残っていると示されていて、練習量もコントロールされている」というスパチョークは、この日の全体練習終了後、早々にクラブハウスに引き上げ、1時間近くをかけて入念に体のケアを実施した。決して完調とは言えないコンディションながらも、柏戦の出場に向けては「大丈夫です」と笑顔で話すなど、7試合連続のスタメン出場に意欲を見せる。
前節は右足スルーパスで得点演出
「大事な勝ち点3が取れてとてもうれしかった」という磐田戦は、前半25分に右足スルーパスを通してMF浅野雄也(27)の決勝ゴールを演出。試合後には「前節(川崎戦)も良いパスを出せていたので、同じイメージでパスしました。チームの勝利に貢献できて非常にうれしいですね」と振り返っていた。
浅野とのコンビで今季3得点目
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浅野のゴールをアシストするのは、今月3日のアウェーC大阪戦(1△1)に続いて今季2度目と、ホットラインを築き上げつつある。「どんどんコンビネーションが上がっている。毎日一緒に練習して、浅野の動き方もほとんど分かっているので、良いパスを出すことができている」。
もはや攻撃の軸
4月20日のホーム広島戦(1△1)でのスパチョークのゴールも、相手選手に当たりはしたもののラストパスを出したのは浅野だった。浅野との好連係も含め今季はここまで1ゴール3アシストと、もはや攻撃の軸となる働きを見せている。
個人的な活躍よりもチームの勝利
柏には昨年9月30日のホーム戦(1●2)でゴールをマーク。良いイメージを持っている相手との試合で、再びゴールにつながるプレーが期待されるが、「勝ち点3を取りたいです。2連勝することが大きいと思うので、誰が点を決めてもいいので、チームが勝利すればいいです」と、個人的な活躍よりもチームの勝利を最優先にする姿勢で臨む。
今季敵地初勝利で今季初連勝だ
「チームの今の順位がまだ下の方なので、次の試合は大事。勝ち点3が必要な状況なので、どんな形でも勝ちたい」。勝利への執念をメラメラと燃やす〝タイの至宝〟が、今季のアウェー初勝利、そして今季初の連勝を柏の地でつかみ取る。