【一問一答】矢沢宏太 プロ入り後初の回またぎで0封「大学の時には土曜日1人で投げるのが当たり前だった」
■パ・リーグ11回戦 日本ハム4ー6ロッテ(5月18日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(23)が18日、逆転された直後の六回2死一、三塁の場面で救援し、火消しに成功。プロ入り後初のイニングまたぎとなった七回も無失点に抑えた。初連投となった7日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では、延長十二回にサヨナラの一打を許してプロ初黒星。前日17日のロッテ戦に続き、2戦連続の登板となったこの日は落ち着いた投球を見せた。試合後の一問一答は以下の通り。
―登板を振り返って
「投げ込んでいくだけでした。特に細かいことはできないので。コーチもそのつもりで出していると思いますし。とりあえず投げ込んでこいって感じでいつも言われるので、あまり考えずに行っています」
―ピンチの場面でも緊張しない
「そうすね。燃えもしないし、緊張もしないです。とりあえず自分ができることをするだけなので。いつも集中して投げてますし、いつもと一緒に全力でやるだけですね」
―プロ入り後初の回またぎだった
「そうですね。ピンチからの回またぎだったので、あまり慎重になってフォアボールとかなってもアレなので、打たれてもいいから、とりあえず1人目、テンポ良くいこうと思ったんですけど。でも、(七回の先頭に)打たれて。その後も、追い込んでスライダーを引っかけさせてゲッツーを取れたので良かったかな思います」
―七回は先頭を出すも、安田を二ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた
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「きのう、安田さんとは対戦していて、真っすぐで空振り三振を取っているので。少し真っすぐを意識しているのかなっていうのもありましたし、まあいいところにスライダーを投げられたかと思います」
―今季2度目の連投だった
「ソフトバンク戦はやられましたけど、そこまで自分自身もあまり連投だからっていう感じもありませんでしたし、それなりにいいボールも行っていたつもりではいます。その日その日で、最善の準備をして。その日の全力を出すっていうのは連投であろうが、何だろうが変わらないので。そこは続けてやっていきたいなと思います」
―新庄監督が回またぎができる体力があると話していた
「体力的には、大学の時には土曜日1人で投げるのが当たり前だったので、そこまでキツいって感じはしないです。回を重ねれば重ねるほど、いろんな変化球を使えるので、そういう部分ではピッチングの引き出しが増えるというか。連投したりイニングが増えていくと、球威だけじゃ押せない部分もあると思う。そん中で、いいピッチングができる選択肢が広がるかなと思います」
―登板が増えるのは、首脳陣からの信頼の証し
「まだ信頼というほどのピッチングはできていないですし、行けといわれたら行くだけです」
―勝ちパターンでの起用も見えてきた
「とにかく目の前の一試合を一球一球しっかりやって、だけですね。僕が今考えられるのは」
―手応えは
「僕もまだ何試合も投げているわけではないので。僕がバッターで、初対戦ていうのはピッチャーが有利かなという感じはしています。何回も対戦した中で、それでも抑えられるっていうのが、いいピッチャーで嫌だなと思うんじゃないかと思います。まだ全然、始まったばかりなので、あまり過信しないようにしていきたいです」