【プレーバック・写真入り】J1第15節 柏2-1札幌(5月19日、千葉・三協フロンテア柏スタジアム)
駒井が今季初得点も 後半アディショナルタイムに勝ち越し許す
北海道コンサドーレ札幌は柏レイソルとアウェー対戦し、1-2で敗れた。前節は共に勝利し、中3日で迎えた一戦。札幌は試合前にMF浅野雄也(27)の負傷離脱を発表し、1トップには今季初先発したFW金健熙(キム・ゴンヒ、29)が入った。
前半から札幌がパスをつないで主導権を握り、柏はカウンターを狙う展開。柏の帰陣が速く、なかなか速い展開に持ち込めない中で迎えた同20分。相手の右CKをニアのFW細谷がファーサイドへ流し、そこからの折り返しをMF戸嶋に頭で決められて先制を許した。
後半2分、今度は札幌の反撃。MF青木亮太(27)が上げた左クロスのこぼれ球をMF駒井善成(31)が押し込み、今季初得点となるゴールで同点に追いついた。
その後も激しいゴール前の攻防は続いた。すると同12分、左サイドで青木がボールを追いかけている最中に左太もも裏を押さえながらプレーをストップ。そのまま負傷退場となり、今季5試合目となる高卒ルーキーのMF原康介(18)が途中出場。右WBに入り、左WBには右にいたMF近藤友喜(23)が入った。
連戦ということもあり、柏は3人同時代えを含む計5人を交代。札幌もDF中村桐耶(23)、家泉怜依(24)、FW大森真吾(23)を次々と入れて攻勢を強めた。
しかし同アディショナルタイム1分、自陣ペナルティーエリア手前やや右から浮き球パスを上げられると、左サイドから走り込んできた相手DFジエゴが強烈ヘッド。マークについていた原の頭上からゴール右に突き刺され、勝ち越しを許してしまった。
前節から今季初の連勝とはならず、19位からの浮上もなかった。試合後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「厳しい敗戦だが、決して下を向くような試合ではなかった。我々の国では、死ななければより強くなって帰って来られる、という言葉がある。我々が生きている限りは、より強くなって次の試合に向かっていく。まだ生きているから」と必死に前を向いた。
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