大学・社会人野球
2024/05/19 22:45

初陣トッキュウブルーローズが快勝発進 元中日の遠田監督「よう頑張った」【都市対抗野球・道地区予選】

トッキュウブルーローズ初陣初勝利の記念球を遠田監督(右)に手渡す西田=撮影・西川薫

■都市対抗野球北海道地区1次予選(5月19日、江別・野幌総合運動公園硬式野球場ほか)
▽1回戦 トッキュウブルーローズ4-1小樽野球協会

恩師・星野仙一と同じ背番号77

 昨春結成のトッキュウブルーローズが初陣初勝利を飾った。元中日の遠田誠治監督(60)の背番号は恩師・星野仙一元監督と同じ77番。大学や高校を卒業したばかりの選手が集まった若いチームを束ね、勝負に挑んだ。「オープン戦はやっていたかもしれないけど、ゲーム勘自体がね。大学でも本当にレギュラーでバリバリ最後までっていう選手もいなかった。でも、よう頑張ったんじゃないですか」。1失点完投勝利した西田貴征投手(22)からウイニングボールを手渡されると、大切にポケットにしまい込んだ。

西田投手は中学以来の完投勝利

 記念すべき初陣を任された西田投手は北星大付高ではベンチ入り未経験。千葉・城西大でも主に中継ぎで完投もなく、未勝利。「社会人で地元が近いので両親に見てもらいたいと思って北海道に戻ってきました」。セレクションを受けた段階で先発転向を告げられ、「大学引退後に体力づくりで投げ込みとかフォーム改造に取り組んで、長いイニングも投げられるように力加減とかを分析している。やっと少し掴みかけてきてる」。中学以来という完投勝利で自信を深めた。

対外試合の初戦は大学生に完敗も右肩上がりにチームが成長

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい